活きてる蟹を使わないとお値うちのないパスタです。
日本のスパゲッティー専門店では、けっこうハイプライスに渡り蟹のパスタってのがあるけど、蟹がどうも冷凍もののようで、活きた蟹の「深いホッコリした」味わいが出ていないことが多い。こちらでは、この渡り蟹によーく似ているブルークロウクラブの、卵を持ったメスが安く手に入りやすいので、ぜひ、ドカンと使ってうまいのを作ってみて欲しい。
パスタを茹でてくれたのはブロンクスのアーサーアベニュー出身の旦那さんを持つ方で、もう「マンマミア〜〜〜!」状態の茹で加減で、恐れ入谷の鬼子母神でした。
蟹ミソと卵の旨味をいかにパスタに絡ますかがポイントです。最初は中華風で、そしてパッとイタリアンに切り替える調理法で、ソースの方に塩はほとんど使わないってのもコツ。今日は4人分で、蟹12杯使ったので、なかなか濃厚な味が出ました。