ここ2週間「鱒(マス)」について調べていたら、「サーモントラウト」って名の魚が日本で出回っているということを知った。ヘンテコな名前である。直訳すると「サケマス」。実はこの魚「ニジマス」の一種なんだそうだ。ニジマスは普通淡水の魚。これを品種改良して海で養殖(海面養殖というやり方)しているのが、このサーモントラウト。なので、「サケマス」と言うよりか、「サケのようなマス」と言った方が適切なんだろうな。
先日、日系スーパーの冷凍庫に、この「サーモントラウト」のかす漬というのが並んでいたので、味の方はどんなもんかと初めて買ってみた。かす漬自体の味がどうこういうのは置いといて、魚の身の味は、確かに「マス」だった。
この「サーモントラウトのかす漬け」と一緒に、友人が秋田から持って帰ってくれた「姫筍(自家製缶詰めにしたもの)」も網で焼いた。山で採ってきたものを、すぐに掃除して軽く水煮にして缶に詰めてるので、シャキシャキ感は抜群だった。
このお刺身は、先程の「サーモントラウト」に対抗して「アトランティック・サーモン」。こちらは、とっても脂ノリノリでコッテリしている。
さぁ、どっちが美味しいかって? 私はアトランティック・サーモンかしらん。
サーモンのお刺身の横には、マグロの中とろ。うれしいことに自然の赤さ。この前「冷凍マグロの赤色が嘘っぽい」と書いた際、ある方からコメントをいただいた。あれは、冷凍にしても鮮度を保つために一酸化炭素処理をしているからだそうだ。裏を返せば時間が経っても発色が良く、新鮮そうに見えるってことだ。日本ではこの処理は禁止されているそうだが、アメリカでは法律にひっかからないらしい。
うーん、魚は人間の口に入るまで、いろいろと手が加えられているんだなと、なんかお勉強になったわん。