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毎度おなじみの、スンドゥブの店「BCD」。これからこの店を「BCD」と呼ぶことにする。東京の大久保に、ここと同名の店があり、若者の間で「BCD」と呼ばれていることを知った。ブッのB、チャンのC、ドンのDってわけだ。気に入った。さぁ、みなさんも一緒にビ〜シ〜ディ〜、あ、それ〜〜〜っ。もうええか。 今宵の夕飯は、このクイーンズブルバード沿いにあるBCDで旦那と待ち合わせ。焼肉・スンドゥブと言えば、決まってここしか選択しないうちのダンさん(今日は彼のおごりなのでこう呼んであげる)。30分ほど遅れるという電話があったので、ほんじゃぁ、ちょっと1人でお先になんか食べてよかってことにした。 でも、ここにはアペタイザー的ものが乏しい。いろいろ出てくる前菜はあるものの、あとメニューに載っているそれらしきものは。韓国お好み焼きの「パジャン」だけ。一度前にこういうシチュエーションの時があり、私1人で旦那を待つ間、でかいパジャンと焼酎でできあがってしまったということがあった。…ので、パジャンは却下。…したのだが、 とりあえずのいつもの焼酎「イプセジュ」があいにくなく、ウエイターの馴染みのにーちゃんがお薦めしたのが、この北朝鮮の焼酎「ピョンヤン・ソウジュ」。え〜〜〜〜、北朝の焼酎なんて飲んだことな〜〜い。度数25度にもかかわらず、「どんな味してるのかな」の好奇心が先で思わず頼んでしまったのが今日の失敗の始まり始まり……。 この店で一つだけ、手をつけていない「食べ物」がある。17番に書かれている「JOK BAL」、ポークフックだ。このポークフックとは豚のかかとを骨付きのまま薫製にしたものである。この店ではこれを頼む人はあんまり過去見たことがない。1度だけ遠くからチラリと見たことがあるだけだ。確かあの時客は2人だったと記憶している。うちも2人。じゃぁ、食べれるかなと、軽い気持ちで、ウエイターに「17番一つお願いします」と言うと、 「えっ、17番ですか」と。「はい、17番です。」「17番は冷たいメニューです」「はい、知ってます。冷たいんですよね」「これ、食べたことありますか」「いえぇ、今日が初めてです。」「1人で食べようとしてるんですか」「いえ、もう1人来ますので」「お2人で初めて食べるんですか」「はい、そうです」………、ウエイターと私の質疑応答が続く。 結局、「僕は賛成できません」「でも私、食べたいんですが」ということになって、ウエイターが一歩引き、「じゃぁ、少しあなたに考える時間をあげますのでじっくりと考えてください。」ということになった。 ピョンヤン焼酎をチビチビ飲みながら私は、一番奥の席で壁に向かって考えた。考え抜いた。そしてウエイターを呼び「17番お願いします」。ウエイターは悲しそうな目をして「わかりました。17番ですね。少々お待ちください」。 どうもピョンヤン焼酎が、私を「いっちゃえ、いっちゃえ」と後押ししたようだ。「だめっ」て言われると「やっちゃう」のが北朝鮮のお国柄だ。すっかり、私はこの焼酎に飲まれてしまっていた。 そして、調理場から、さきほどのおにーさんが私の前に「17番」を持って再登場した。 ドッヒャ〜〜〜〜〜。で、でかい。4人用のテーブルの上は一気にいっぱいになってしまった。 「お待たせしやしたん。17番」。 これでもかという、豚のかかと肉が山盛り。他のテーブルで食事をしていた人達が私を見る。視線は「アホか、この女」。「やめときなはれ」とあんなにウエイターが言ってくれたにも関わらず、強情に注文した私。 次の思いが私の脳裏を走った。「旦那に叱られる」。旦那は絶対にムダなことをしない男である。この店に来ることも、ここでのオーダーも全て決まっている。それなのにテーブルの上にお花畑のごとく豚肉がわんさか積まれた皿を見たら、気分は180度暗転し、「お前が払え」ということになり、さっさと先に店を出て行ってしまう可能性が大いにある。今日の私の持ち合わせの金は15ドル。クレジットカードは財布ごと家に忘れている。酒を頼んだ時点でもうとっくに15ドルは越えている。 まずい。この肉をなんとかしなければ。 黙々と食べてみた。かなり真剣に黙々とだ。こんなに一生懸命に豚を食べたのは生まれて初めてだ。回りの客が私を見ている。壁に向かって黙々と山のような肉を食べ続けるおばさんの光景は、客1人1人に何か訴えられるものがあったに違いない。いろんな人が私の生い立ちや、今まで越えてきた人生経路なんかを妄想したに違いない。 しかし、食べても食べても肉は減らなかった。味としては好みだ。つけるタレと辛い味噌もおいしい。でも、これだけをイート・ファイターのように記録作りのように食べ続けなければいけないってのはかなり辛い。 ウエイターがやって来て、「テイクアウトにしましょーか」と言ってくれた。そうだ、テイクアウトにすればいいんだ。そんなことすらこの皿が私の目の前にドカンと置かれた時点に忘れてしまっていた。 「あっ、そうですね。テイクアウトにしていただけるんですよね。そうですよね、はい、テイクアウトにしてください」。 一応、旦那用に数枚の肉ときゅうりを取り皿に品よく盛って、後はドギーバッグにギューギュー詰めに入れてもらった。とほぼ同時に、ダンさん来店。 「おぅ、待たせたな。悪かったな。おっ、面白いの飲んでんじゃん。俺にも一杯くれや」。ごきげんだ。肉を見て「おっ、うまそうじゃん」。 ウエイターがテイクアウト用の袋をこっそりと私にテーブルの下で渡してくれた。 「来ないからさぁ、ちょっといつもと違うの頼んだらさぁ、けっこうおいしいくてさぁ、どうよ、このホック。ジョクバルっていうんだってよ。おいしいねっ」と何もなかったように話した。 「さぁ、じゃぁ、2人で何を頼もうか。あぁ、ウエイターさん、いつもの2つお願いねぇ。」 当然私はそれ以上は何も食べられなかった。「食欲ないなぁ、お前、今日は。どうしたっ、風邪かっ」と旦那。 違う、違う。風邪じゃないよ、肉の食べ過ぎだよ。 来週から、たんまりと持って帰った、肉、にんにく、ハラペーニョをどうやって再活用していくかという大きな宿題を残してしまった金曜の夜のディナーでしたん。
by machikogunji
| 2008-05-10 23:13
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