今宵の空気に、夏を感じた。こんな夜にぴったりの催しを友人が開いた。
タイ・ナイト。
最初の酒は「SINGHA」。あぁ、咽にシュワッと滲みる。
すべて手作りのタイ料理は見事だった。
大きなダイニングテーブルを埋め尽くした。
では、お釈迦様、いただきます。
もう、このココナッツディップソース。ふだん、ココナッツミルクとは接していない私の食生活であるが、なぜか郷愁を感じる味する。南アジアの壷にはまった予感。
この海老せん、タイからのお取り寄せだそうだ。味が違うよ、ほんま。
すべての料理の香りが抜群にいい。タイに住んでいた方が、きちんと「スパイスのこと」「調味料のこと」を説明してくれた。未知の世界だ。1年ぐらい住みたくなった。
6人の女性がこれらのお料理を作ってくれたのだが、皆、味のセンスが抜群なんだよなぁ。「寸止め」って言葉がある。ギリギリで止めるってことだが、彼女達のセンスの良さはここにあるんだろうな。タイ料理の決め手だと私が思っている「甘さ」「スパイシーさ」を寸止めでキメているだよな、これが。そしてすべての味が爽やかだったことがすごいなと思った。
こんなにおいしいタイの味を食べさせてくれてありがと、皆様。