10年前に近所に住んでいて、思い立てばイカ釣りばっかり一緒に行っていたひと回りほど年下の女友達が久しぶりにニューヨークにやってきた。あの頃はまだSUNY(ニューヨーク州立大学)の学生さんだったが、今では東京でテレビ番組のディレクターとして活躍中とのこと。とりあえず今晩はうちで晩ご飯をと。
今朝、魚屋のサンディーが「今、飛び跳ねている甘海老が入ったんで早く来い」との電話があり、さっそく、そのイキのいいのを分けてもらったので、まずはそれでお造り。生きている甘海老の色って、信じられない程の朱色。皮を剥くのに手こずった。頭はから揚げに。「こんなに甘海老が食べられるなんて。日本じゃどこどこ産のものはどーのこーのと尾びれや背びれがついて、ずいぶん高くてなかなか食べられない」とウハウハ食べてくれた。
学生の頃はあんまりお酒の飲めなかった彼女だが、「どうよ。最近お酒の方は」と尋ねると、「飲み過ぎでちょっと控えなきゃと今年は思っている」と言いながら、ビールにワインとかなりイケる口になっていた。いいことだ。
「10年前なんて、昨日のことのようだ。」と感じるようになったのは、歳をとった証拠なのだろうな。彼女と私と
このブログの作者の3人で、いろいろおもろいことをしていた。毎日の生活が漫画のようであった。今では、東京、ニューヨーク、沖縄と暮らすところはバラバラだが、どちらさんも相変わらずの「人生喜劇場」で頑張っているってことだな。ブログが縁でまた再会できたことをうれしく思う。つのる話は尽きずに、また明晩もうちの手作り料理でその続きをってことになった次第。
・甘海老のお造りとかしら唐揚げ
・ロングアイランドダックのロースト煮
・だし巻卵
・香菜と海老とフレンチビーンズのかき揚げ
・チンゲンサイのおひたし
・甘海老の柚子胡椒和え
・若筍煮
・若筍のバジル白味噌和え
・牡蠣のバター醤油炒め
・たけのこご飯
フラッシング駅前で昨日買ったたけのこ。年末に売っていたものに比べて種類も違うし、ずいぶん成長している。固そうだったので、昨日のお昼から夜にかけてゆっくりとゆっくりと茹でた。4時間。うまく柔らかくなった。味見してみたら、あぁ、春の味。
さっそく今日、若筍煮、バジル白味噌和え、たけのこご飯を作った。あぁ、やっぱり春の味がした。