旦那さんセレクトの中華街で揃えた材料での「牡蠣鍋」。
まずはオイスター。旦那の買い出しはちとうるさいんですよ。牡蠣もストリートに並べられたやつは買わないんですよ。店のおやじに「なんだ、なんだこの牡蠣は。奥から店で一番新しいの持ってこないと、僕買わないよ。」と店員を嚇します。するとだいたいの店員は「ちょっと待って、ちょっと待って。」と奥からいいのを出してきてくれる。でもこれは私ではダメな攻撃なのよね。私がそういうと「これしかない」で終わる。まだまだ修行が足りない。今日の牡蠣、とてもいい牡蠣です。
チンゲンサイ。旦那がチンゲンサイを買うと、砂が入っていない。どうしてなんだろ。私が買うと入っている確率がグーンと上がる。まだまだ修行が足りない。
フィッシュボール。これは私が買っても旦那が買っても同じ。
あと、鍋に入れる鶏肉を買ってきていた。いつもとパーツが違うんです、旦那が買うと。どこかというと、鶏の足のひざから下の日本でいうチューリップ。鍋にする時に皮からいい出汁が出る、かといって厚めの皮では味がくどくなる。そこで、この薄い皮で身離れもいいこのパーツを買うんだそうだ。いやぁ、そこまで考えてなかったわ、私は。まだまだ修行が足りない。
で、これらを入れて、アクをきれいに取って、おいしい牡蠣鍋を作ってくれた。細かいところにきちんと気を使うと、こんなに単純な鍋だけどおいしくなるんだねぇ。ポン酢でおなかいっぱい食べた。
そして、今日のお酒は、いわく付きのもんです。よそ様から回ってきた「10年ものの紹興酒」です。日本経由でうちにやってきました。
これをくれた人が「どうも飲み慣れていなく、私には濃い醤油の味がするように感じた。」と疑問を持っていて、うちで試してみてちょーだいと持ってきてくれたんです。
さっそくいただきました。
濃い。かなり濃い。でも味はなめらかです。醤油………、言われてみたらそんな感じがしないでもないけど、私もこんな10年ものってのは飲んだことがないので、こういうものなんじゃないかと思うのですが。なめらかさは5年ものとかとはくらべものにならにならないほど滑らかです。今日はちょっと味見でとめといたけど、もっと紹興酒のことについて知りたいと切実に思った。中国にはいろんなお酒があります。去年は、韓国通の友人とけっこうつるんでいたので、ちょくちょく韓国のお酒もいろんな種類飲んだので、今年は少しばかし中国酒にも手を出してみようかと思ってます。それにしても、正月早々から、こんな大それたお酒がうちに回ってきたとは……、今年も酒運だけはいいんじゃないかと微かに期待。