フラッシングの駅前には、中国人経営のマーケットがいくつかある。野菜もあれば魚も肉も中華的なものが揃う。マンハッタンの場合は、各専門店が分かれているが、イーストブロードウエィまで足を伸ばせば、フラッシングと同じ。入り口に魚、奥に野菜と肉、そしてその奥が家庭用品や雑貨ってところが多い。どの店が自分ちの夕飯に合っているかを見つけるのも楽しいもんだ。フラッシング(メッツの本拠地である新しいシェイスタジアムが急ピッチで建てられているよ)の場合は、私は時間のない時は駅前で、時間のある時はせっせとキセナ・ブルバードにある大きなマーケットまで行く。
今日はそのでかいマーケットで野菜を、駅前で甘エビを少し買った。今、中華街では甘エビがよく出回っているが、きれいな甘エビを見つけるのは、タイミングだね。その日の朝に店に並んだものじゃないとおいしくない。黒い汁が出て表面が白っぽく乾いてしまっているのは二日ぐらい経ったものだ。その時は諦めることにしている。うちに持って帰って塩水できれいに洗い、1尾1尾をきちんとチェックして、大きく身のしっかりしたものだけを選んで食べている。汚いのは残念ながら捨てて、剥いて食べるに至らない小さいものは味噌汁に回すのが常だ。
今日の前菜は、旦那の好物である甘エビをいつもとちょっと違えて、柚子こしょうで和えたもの。山葵醤油でマリネしたのもおいしいけどあきた。サヤえんどうの茹でたものはそのままでパリパリと食べる。牛蒡は切ってみるときれいで柔らかかったので、さっと茹でて味付けをしてマヨネーズで和えた。おひたしは豆苗。けっこう長く茹でないと硬いんだよ、コレ。あとは切る時、ほうれん草のおひたしの半分ぐらいの長さの1cmぐらいに切ると食べ易い。出汁醤油と白胡麻で和えた。和食です。