「モットーST.ですごい炒飯を食べた。」という友人の誘惑的告白があった。「またー、そんなこと言って〜」とタカをくくっていたんだが、今日それを食べた。私には初めての「炒飯」であった。
その名を「出位珠翠隻昇炒飯」。読めない上に長いややこしとくる。ナプキンに書き留めてみたけど違ってたらごめんなさい。だいたいこんな感じ。
もう一つ英語で名前があるという。「ピング・スペシャルフライドライス・2007年版バージョン」。これもなんかアカデミー賞なんとか監督外国語ドキュメンタリー助演子役賞みたいな名前でギョウギョウしい。まぁ、中国名にしても英語名にしてもそれほど自慢のすごいものなんだというのを強調している。
そして、一口目。初めての食感。「シャリッ」、そして「パラッ」なのよん。「シャリパラ、シャリパラ」だわ。お米を2種類使っているそう。一つは日本米。一つは中国米。片方はおこげにして砕いているのね。ほほーっ、なーるほど。そこに卵、いんげん、玉葱、そして本物蟹の身等が混ざて「パラリ」と炒めている。
友人は気に入って「炒飯好きの息子に食べさせたい。一人前追加でテイクアウト」とウエイターに言うと、「だめっ、持って帰るとご飯の「シャリッ」ってーのがなくなるから」と禁止命令が下った。そうかっ、水分はいっちゃ値うちがなくなるのね。ほほほほーぅ。
もう一つ。これも別の友人の話で「旨い水餃子もあるでよ」ってんで、ついでにオーダー。15分かかるよとウエイターが言うので、2時間待っても食べると笑かしてみたが受けなかった。はい、15分ですね。そして15分後、小さい土鍋に入ったデカ水餃子がやってきた。友人いわく「ここの水餃子のスープは京都の一流料亭の味がする」という言うのである。おいおい、「京都の一流料亭で鶏と豚のダシ使うところありましたっけぇ?えらい斬新どすなぁ、だんさん。」とちょっとつっこましてもらいますが、まぁそれほどに「美味しかったどっせー。」ということを表現したかったに違いない。
餃子の皮の中に入っているいろいろな具の味がスープに移っていておいしかったです。これもアツアツをその場ですするのが最高っすね。