この歪な形のトマト、相変わらずグリーンマーケットでは人気者だ。エアルームトマト(heirloom:先祖伝来の家宝という意味)という品種のもので、「昔のトマトの味がする」とみんな言う。昔のトマトってどんな味だったんだろうか、なかなか思い出さない。トマトはいろんな品種があり、日本では「甘く甘くアマく〜ッ」という方向に走ることが多いけど、今ニューヨークで人気のトマトはトマト本来の味をとどめているこのトマト。夕方のユニオンスクエアのグリーンマーケットで、買ってみた。
「トマトは赤くて丸い」ということをくつがえす形。ここまで崩れているのが正当なのかそうでないかは定かでない。全部が全部こうなるのかなぁ。育て方の問題なのかなぁ。
食べてみました。あぁ、確かにトマト本来の味がする。昔のトマトを思い出す味だ。旦那には、何も言わずに食卓に塩とマヨを添えて出してみたら、「今日のこのトマトはうまいよ」と。あらまぁ、ちゃんと反応が返ってきました。
トマトが美味しいのでいっぱい食べたよ今日は。メインはオージーラムチョップ。塩とコショウとニンニク醤油で味をつけて焼いてみたが、もう少し味を濃くするべきだったな。骨付きのものと、フレンチビーンズと一緒に細切れにして炒めたものとを作った。ラムはめったに料理しないので、不馴れな味になっちまっただよ。ハーブを使ったり、漬け込んだりする方法で今度はまた挑戦してみたいもんだ。