「ベトフラ」って御存じ?これはべトナミーズフレンチ。じゃぁ「イタチュー」は?うちら料理仲間の間ではイタリアン中華のことをこう呼んでいる。ほんじゃぁ、「ポリチュー」は何かというというと、勝手に私が作った造語「ポーリッシュ中華」でございます。どうよ、これ。流行らないかしらん。
今日ラブラブ熟年夫婦のすっとこ猫さんご夫妻と料理教室の後、車に乗っけてもらって夕飯のおかずを買いにグリーンポイントに行ってまいりました。今日は旦那さんが死ぬ程好きなウインナーソーセージがあったので、計4人のジャパニーズで買い占めてしまいました。不動産や株の買い占めはできないけれど、ソーセージぐらいは私にも独占買いはできるぞ。といっても3パウンドを4人で分けただけですが。すっとこさんが教えてくれた「それはそれはイケてる焼豚」も購入。うちに持って帰り、さっそくそのまま一口パクリ。おぉ〜、うめえ。なんにも細工なしの、ただ塩とコショウをまぶして焼いただけの豚がなぜにこんなにおいしいんでしょ。トントロのような味わいでした。
さて、この焼豚をどう料理するか。このままでおいしいんだから料理する必要なしと判断、タマネギと青ねぎをスライスし、これとからめて食べようと。タレは、胡麻醤油&ラー油2種(京都と中華街のもの)にちょっとお酢を足した中華味に。これで、ポーリッシュの焼豚と中華の味が合体し、とってもイカしたポリチュー料理「焼豚サラダ」ができました。ポーリッシュの奥さんたちにも食べていただきたいし、中国の奥さんたちにも食べていただきたい。あぁ、まさに人種のるつぼ、食のるつぼのニューヨークならではの一品。
これは、オランダの茄子です。私がかなり贔屓にしている茄子です。きれいなのがあったらすかさず買ってしまう「ホーランド・エッグプラント」でございます。今朝、濃い紫を気高く輝かせながらアストリアの八百屋の店頭に並んでいたこいつを見つけてしまい、やっぱりすかさず買ってしまいました。茄子に踊らされる私です。この真冬にこんないい茄子があるってのもアメリカらしいよな。「冬茄子は嫁に喰わせるな」とでも言いましょうか。マクロバイオティックに詳しい方、冬に茄子をもりもり食べると体温が低下しちまうんでしょうか。そこで冷やし焼き茄子はよしといて、あったかい焼き茄子をポーンと2本丸ごと作り、しょうが醤油で食べました。紫の外皮と白い身の間の緑の部分がしっかりある茄子は、アメリカではとても珍しく貴重です。