翌朝の朝ごはんは、昨日の夕飯の一握りの冷や飯と、あと1合のなま米で、「茶粥」と「卵おじや」を作った。おかずは「きゅうりのきゅうちゃん」。きゅうちゃん、こんな外国の山奥でも大活躍です。
シャンティーの中にはプロパンガスのストーブがあるので、鍋に少しのお米とたっぷりの水を入れて、ストーブに乗せるだけで、スローフードはできてしまうのよね。
どちらもいい具合にできたよ。氷点下20度の氷った湖の上で食べた「日本の伝統食」は、一生忘れられない味になるだろう。
朝ごはん食べて、釣り開始。またまた、魚が上がり始めたので、天麩羅スタンバイ。そうこう用意している最中に、おたまちゃんがでかいニシン(地元でそう呼ぶがニシンじゃないと思います。でかいキュウリウオだと)を釣り上げたので、これまたその場で生きているうち捌いて、天丼のタレを使って「蒲焼き」にする。骨が細かいので、油でちょっと揚げて、それからつゆで焼き煮にした。いやぁ、見事なほどの残り物料理、あっぱれだ。
これだけじゃ、ありません。最後にデザートがあるんです。まやちゃんが今朝から、隠し持っていた「みかん」を小屋の表の雪に埋めといた、究極の「自然冷凍みかん」。これ、最高のデザートだったよ。何十年も前、旅行に行った時、駅のキヨスクで買って以来の冷凍みかんだったよ。