マニアックな料理が続きます。お刺身のあとは、アストリア名物とでも言いましょうか、いつものトレードフェア・スーパーマーケットの隠れた肉売り場のグルメ商品とでも言いましょうか、冷凍なし、生のまま、2つ折にしてパックで売っている仔牛のベロ。ベロベロバーのベロです。
皮もついてます。なので、人間のベロの表面と感触は同じ、ザラザラしたまま。それを自分で掃除して皮を取り、薄切りにします。するとミルクの匂いがしてくるんです。日本じゃまず食べられない、ミルク味のタンです。「またぁ、ミルク味なんて」と信じない人いますよね。数人の人にこのタンを食べさせましたが、みんな「おぉ、ミルクの味がする」と仰天してます。そしてそのミルク味は、ベロの先に行けば行く程濃くなります。そして信じられないほど柔らかです。成人した牛のタンの歯ごたえとはまったく違ったとろけるような柔らかさです。どうひっくり返ってもおいしいのよ。タン好きは、電車でもタクシーでもいいですが、ぜひ一度、N線30アベニュー地下鉄駅前のトレードフェアの肉売り場まで足を運んでください。