
アストリアの我が家の長屋アパートの上にも、まんまるお月さん。みんなの上にまんまるお月さん。

家の前の街路樹の向こうにもお月さん。でも、満月を見るだけでは物足りない。満月を喰いたい。その願いが叶いました。今まで食べたことのないおいしい「月餅」をケイコさんがわざわざうちまで届けてくれました。ありがとうございます。

栄華(WING WAH)の月餅「隻黄白蓮蓉」です。塩漬けの卵の黄身(これは中秋節の時期のみに入っている)を蓮の実の白あんで包んだ、売り切れ続出、ニューヨークのチャイナタウン広しと言えど、この時期なかなか見つけることの難しい月餅を食べちゃったぁ。日本の饅頭とは方向性の違う、それは奥の深い、中国を感じさせる味を堪能させていただきました。あっと言う間に、すいません、でかいの丸ごと食べてしまいました。この複雑でいながら洗練された味に酔いしれた訳です。気がついたら丸ごとペロリといっちゃってました。「私はこんなに月餅好きだったのか」と自分を再発見って感じですわ。あぁ、びっくりしたぁ。