週末、母を連れて温泉に行こっか。ってことになり、愛媛県の西条市にある湯之谷温泉に行ってきた。
で、西条市内をゆっくり見た事なかったので、車でぐるりと。
びっくりしたのは、町の真ん中に「水汲み場」が設けられていて、そこでみんながペットボトルに水をガンガン入れて持って帰っていたこと。で、興味津々、私も飲みたいってことで、その場に行って水をもらってきた。そして、飲みました。
なに〜〜〜っ!この水、おいし〜〜〜〜〜〜!!!!
石鎚山の伏流水で「うちぬき」っていうらしいです、この湧き水。
で、西条市のサイトを見てみると、
『西条市内には、広範囲に地下水の自噴井があり、これらは「うちぬき」と呼ばれており、その数は約3,000本といわれております。
その昔、人力により鉄棒を地面に打ち込み、その中へくり抜いた竹を入れ、自噴する水(地下水)を確保しました。この工法は、江戸時代の中頃から昭和20年頃まで受け継がれてきました。「うちぬき」の名の由来です。
現在は、鉄パイプの先端を加工し、根元に孔を開けたものをコンプレッサーによるエアーハンマーを使用して、地下水層まで打ち込み、地下水を取水しています。』とあった。
日本の名水百選にも選ばれてるのね、この「うちぬき」。軟水ですね、これ。
そして、なんと旧市内のいくつかの地域は、水道代がタダらしい。それって、とっても水道代の高い香川県民が聞くと、なんともうらやましいお話!ニューヨークの賃貸住宅も水道代無料だったので、その良さはずいぶんと身にしみてわかるわかるっ!エクセレントだわ、ほんまに。
で、酒屋で地酒「石鎚」の、なかなか地元じゃなきゃ手に入りそうにない「純米酒」を買った時に、弟がちゃっかりペットボトルをもらってきて、うちらもこの「うちぬき」を汲んで持って帰ってきました。なんか「無料」なんだけど、ものすごく値打ちのあるお土産ができた次第。
お昼ごはんは、こういうものを。西条市に流れる立派な川「加茂川」沿いにある「鰻とどじょうのお店」に。『御所苑』ってお店です。養殖場を持ってて、ずっと生産者でいらっしゃったんだが、3年前にこのお店を構えたんだそうだ。この養殖場の水は、さっきの名水である「うちぬき」。この名水で育てた「うなぎ」と「どじょう」! はい、もう食べるしかないね。
で、鰻重2つと、どじょう鍋を1つ注文。どじょうは、臭みがもうちょっとあってもいいかもと思うほどあっさりとした感じ。かなり大振りなどじょうなのだが、予め蒸してあるみたいで、骨まで食べられる状態だった。ねぎ山盛りかけて、運転をしない私は今日も昼間っから「1人晩酌」。愛媛の酒、梅錦の熱燗でいきましたぜ。その後、温泉に入るので1合だけに。どじょうに鰻に日本酒、あぁ最高だわ。
鰻もなかなかパリッと、タレも切れのいい辛口でおいしかったっす。
お店の奥さんが熱心に養殖の話をしてくれて面白かった。またお邪魔しますね。ごちそうさまでした。