風と、また気温が落ちたので、外に置いてる鉢植えの花がダメになりそうだったので、その前にいくつか切って生けてみたら、いい気分になった。
今日は、旦那がだいぶん前に予約していた「親子ベッド(2段ベッドの背の低いみたいなやつで、スライドしたら下のベッドが出てくるというもの)」が届いたので、日曜大工ならぬ「月曜大工」ってことで組み立て開始。
私は、押し入れぶち抜いた空間に、母が作った「グリーンポートの風景」のパネルをどういう風にどうやって飾るかを考えることに。
もう10年ぐらい前だったかな。私のアメリカでの釣りの基地、NY州ロングアイランドの東の先っちょ「Greenport」のいつもの桟橋で、徹夜釣りを1人してた時に、今まで見たことのない「朝の情景」に出逢った。潮がピタッと止まり、鏡のようになった水面に朝日が映り込み、空や島や桟橋もくっきりと海に映った情景は、もうこの世のものとは思えない情景だった。そこに泊まっている釣り船「ペコニックスター」の船長も「ここで何十年もいるけど、こんな情景は見た事ない」と2人で写真を撮りまくったことがあった。その時の写真が、この上のもの。いま思い出しただけでもなんか体がゾクッとする。
この海には数え切れない思い出がある。父、釣りの師匠、私のかわいがっていた2匹の猫の灰もこの海の中に眠っている。私がこの世を去ったら、誰かがここに来て、少しの灰をここに撒いて欲しいとも思っている。そういう場所だ。
あまりにも美しかったので、プリントして日本の母に送った。誰かとシェアしたかったんだなこの風景の美しさを。母も写真を見て感動したと電話で伝えてくれた。そして一年後、母がこの風景のパネルを作ってくれていた。
さて、このパネルをどうやって、どこに飾ろうか。