うちの近所の人種のるつぼマーケット「トレードフェア」が一ヶ月ぐらい前のニューヨークタイムスの日曜版に各国の食べ物の品揃えがすごいってことで出たんです。本当にここのスーパーは博物館並にいろんな国の食材が揃います。その中でも、パンコーナーの品揃えはすごい。アメリカのものも加えると、常に50種類ぐらいはあるんじゃないのかな。その中で、一番好きでよく買うのが3個で1ドルの「ポルトギース・ブレッド」です。これって、昔のコッペパンの味がします。昔、日本のパン屋さんにはこの手のパンが大半で、この中に、クリームやジャム、あんこなんかが入っていたよね。祖父の家の隣がパン屋さんだって、よーく小遣いもらって買いに行ってたのを覚えてます。私はいつもジャムパン、弟はクリームパンだった。今日買ったこのパン、あの懐かしのパンによく似ていて、丸くてフワフワの菓子パンです。レーズン入りが気に入ってます。割ると中は黄色い、それがちょっと日本のとは違うところ。たぶんコーンミールが入ってんだろうな。おやつにもってこいです。なんか健全なおやつでしょ。
ちなみにコッペパンのコッペって何って思うよね。フランス語で「切る」という意味の「クーペ」が転じてこのような名前がついたというのが一般説らしいよ。