近所の市場にスリッパ買いに行ったついでに、しょぼい魚コーナー覗いたら、
めちゃくちゃ新鮮なコーリュシュカを見つけてしまった。
虹色に光るこの艶は、新鮮な魚にしか与えられない「輝き」である。
「今日は晩ご飯の材料あるから、明日買いにくれば」の旦那の一言。
「……………。」
市場の出口で立ち止まり、やっぱり戻って買いに行った。
こういうの見つけたらは、もうあとは気持ちもルンルンで、うちに持って帰って、洗う前にお腹をにおってみたら、あぁ、新鮮なキュウリの香りがした。まちがいなく、採りたての匂いがした。
どこで釣れるんだ、これ?
フィンランド湾のオラニエンバウムか、はたまたラドガ湖か。
釣り、行きて。
今日はひとまず、魚を落ち着かせて、明日料理しよう。
*コーリュシュカ、日本でいうキュウリ魚、シシャモの親戚です。アメリカではスメルトと呼び、この季節になるとメイン州まで、アイスフィッシングに行って釣ってた思い出深いお魚です。