きのうの明け方の大雨で、ニューヨークの植物が匂いを立ててニョキニョキと伸び出した。午後から天気はいいものの、ものすごい湿気だ。こんな日はインド系が食べたくなる。なんでかわからないが辛いものが欲しくなる。近所のスーパーに2、3日行かなかっただけで、なんかずいぶん野菜や果物が変わっていたのには驚いた。八百屋の店先を埋めるのはマンゴーとパパイヤ。魚屋にはグルーパーが並んでいる。こりゃ南国だ。いつものマーケットに入るとクーラーが気持ちいい。インド系コーナーで、瓶詰めのタンドーリチキンペーストとレモンチャツネを買う。あと、鶏の足2本。虫刺されの軟膏も買った。今年初の蚊にさされてしまって腕が腫れてしまった。窓を開けっぱなしにしていたら、ハエも入ってきた。虫たちも雨の後、本格的な活動を始めたみたいだ。
うちに帰って、鶏をさばき買ってきたペーストに漬け込む。ものすごい色。きれい。ついでに買ったアラビア語のパッケージのラッシーを飲んでみた。しょっぱい。予想外の味だったが、咽が乾いていたので「飲み物が甘いとは限らないよな。たまにはしょっぱい飲み物もいいかも」と半分飲んでしまった。あと半分は「やっぱり甘い方がいいかもしれない」と冷蔵庫へ。
アピタイザーは、豚肉を薄切りにして茹でたサラダ。茹で豚が熱いうちにレモン醤油に漬け込み味を染み込ませる。ドレッシングは、醤油ベースに玉葱のみじん切りを足したもの。ちょっとレモンチャツネも入れてみた。さっぱり味でなかなか。
旦那の帰る時間に合わせて、チキンを焼き始める。いい具合に帰ってきたので、今日はできたてが食卓にならぶ。真っ赤なタンドーリチキン。辛くて旨い。安くて旨い。