明日はサンクトペテルブルグへと荷造りの用意をしてた明け方に降り出した雪。飛行機の出発時間が一番大雪になるとの予報……、ふざけてくれるよね今回も。1時間だけ寝て朝、外を見ると、ゲゲッと白いぞ風景が。そして降り続く。とりあえず空港へ。リムジンのおっさんが励ましてくれた。「大丈夫さ。雲の上は晴れさ」。
あぁ、なんと素晴らしい雪雲。雲ひとつない………あぁ、全部雲だった。どの便もダラダラと遅れてる。遅れるのはいいさ、飛ぶなら。……で2時間遅れでやっと搭乗。空港で何をすることもなくボケーッと座っていたけど、まぁ普段の生活、ベンチで半日ただ座ってだけいるということもないので、ちょっと楽しかった。みんなの行動をずっと見ていた。これはこれで面白かった。
モスクワ行き・アエロフロートのゲート。ロシア人、定刻に飛ばないってアナウンスがあるにもかかわらず、定刻にだまって行列を作るのは定番。しかも黙って並びます、結局2時間。特にお年寄り。座ろうよ、席は予約してるから大丈夫だってば。お国柄、大変な時を乗り越え、アメリカに来たロシア老人達、祖国で「黙って並ぶ」習慣はもう一生とれないのかも。ロシアに行くんだなと実感するのが、毎度この風景を見てです。でも待ちの間、若者がトルストイ読んでたのにはちょっと感動した。@JFK
2時間遅れでやっと搭乗。機体は滑走路へと向かう。が、手前で止まる。動かない。滑走路の時間待ちじゃないし。
窓の外見ると、何事!? クレーンに1人乗りの箱が翼に近づいてる。だんだん窓に近づいてくる。
あらっ、こんにちは、お兄さん。大変ですね、こんなところで。
よく見たら、お姉さんっじゃないっすか!働く女性の進出が素晴らしい。
オレンジの液体を翼に噴射し始める。凍った雪を溶かしてるのね。これやらないと命取りになるもんね。それ終わったら、緑の液体を噴射。これで凍らさないようにするのね。なんだかんだで1時間弱。
飛行機が飛んだのは5時過ぎ。朝10時から夕方5時まで、お疲れさまな半日であった。機内食が美味しいとか美味しくないとか、乗客、朝から腹へり過ぎて、全員むしゃぼりつくように食べてました。……私もです。
さよなら当分ニューヨーク。