ニューヨーク/ロシア/日本、まだ落ち着かないでうろちょろ。
by machikogunji
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フェルメール漬け/1日目
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朽木ゆり子・大姉御、めちゃかっこえぇ女性がいらっしゃいます。NY在住ですが、世界中あっちこっち行かれてるんで、今どこかは不明。大姉御、本を何冊も出してらっしゃるのだが、どの本も読むと、もう引き込まれる、吸い込まれるわけ。ダイソンの掃除機どころではない。グォ〜〜ッとだぞ。姐さんグォ〜〜〜、ギャ〜〜ッ。それでいて判り易く流れるように、しかし熱く書かれている文章は、さすがエスクァイアの元復編集長っすよね。ゆり子さんがこの仕事をされていた頃、あたしは四国の田舎の商店街の本屋で、「日本版エスクァイア」見て、「なんじゃこのかっこえぇ雑誌は!」とめちゃくちゃ感動したもんでやんす。

そのゆり子さんに「弁当を届ける」ということがあって、それから仲良くしてもらっておりますが、彼女の書かれた本の中に「フェルメール 全点踏破の旅」っていうのがあり、前から、じっくりと時間をかけ、自分の心に美術館でしっかりと絵画を見たいという衝動に駆られたら、この本を持って、ちょいと地下鉄に乗って「ニューヨーク・フェルメールの旅」に出かけよう」と思ってた。
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今日がその日となったのであります。はい、雪です。大雪のニューヨーク。まずは世界に散らばるフェルメールの絵37点(真作・鷹作の判断で学者さんの意見が分かれてるそうだ)のうち、ニューヨークにある絵は8点。今日はまずメトロポリタンミュージアムに常設展示してある5点を、ゆり子さんの解説書をにぎりしめて、メトロカードもにぎりしめて、行ってきたぜ。
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地下鉄が今日は運良く2本ともすぐ来たので、なんとうちから30分で美術館に着いた。ちけ〜〜。世界中から観に来る人がいるってーのに、20年以上住んで、私はここに何回来たかを考えたら「宝の持ち腐れ」としか考えられないなと、今頃思った。50になって価値観が少しづつ変わりつつある今日この頃、ニューヨークを見直すべきだと実感。

まっ、それはそれでまた考えることにして、目指すは632号室。迷いながらあったあった。この1室にフェルメールの絵5点全部が飾ってあった。まとめてドンッだ。

まずフェルメール、アメリカじゃヴァミアって呼ぶのね。Vermeer。係員に部屋聞く時はこう言わないと通じないから。ヴァミアねぇ、ゴッホもヴァンゴーだし、フィレンツェもフローレンスだし、サンクトペテルブルグはセントピータズバーグだし、エカテリーナもキャサリンだし、ピョートルはピーターだし……出汁が出てない感じはアメリカの食べ物と共通するな。で、フェルメール=ヴァミアっす。

ゆり子さんの本、フェルメールの絵1点1点をドラマチックに解説してくれてます。読んでたらどうしても本物を見たくなるので、はい、皆さん読んでみてください。しっかりと読み込んでから行った上、本物目の前にして椅子に座って再度読み、疑問のところは絵10センチぐらい近づいて見ちゃいましたねぇ。

632号室には「窓辺で水差しを持つ女」「眠る女」「少女」「信仰の寓意」「窓辺でリュートを弾く女」がある。ゆり子さんの言う通り「信仰の寓意」以外、かなり小さい絵なのね。
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ここからはゆり子さんが1作1作解説してくれた文章を絵の目の前で再度読み、本の写真の絵では判らなかった細部とか質感をマジマジと見続けましたぞ。なんだかんだで1時間以上。こんなにじっくり絵画を眺めたのは初めての経験であり、これっめっちゃ面白いなと思った。ゆり子さんの目のつけどころがこれまためちゃ面白いの。











じゃ、私の見たフェルメールの感想を。
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「眠る女」。
酔っぱらって寝ちゃってるの図。女の後ろの扉の鍵がささったままってのが本の写真じゃ判らなかったけど、本物は、ささってました。右の奥の部屋には鏡が描かれているが、もともと犬と男を描いてたことが確認されてるそうだが、もし男と犬がいたら、こりゃこの絵の持つ意味がものすごーく変わるってのが「ほんまやなぁ」と思った。本当のところはどうだったんでしょうね、この女性と塗り潰された男の関係は。女の後に描かれた絵の仮面は判ったが、キューピットの足ってのは本物見てもよくわかんなかったなぁ。
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「窓辺で水差しを持つ女」。
女の右手が窓を開けようとしてるのかどうかが、本の絵では判らなかったが、本物の絵は、立体感があり、まさに窓を開けようとしてるのが判ったな。あと顔の表情が少し険しいってのもよーく判った。あっ、もう1つ、宝石箱の真珠のネックレスも本の絵じゃわからないけど、ちゃんとありました。この真珠のネックレスが、この絵のシチュエーションを語る大きな1つのキーポイントになってるので見逃すわけにゃいかんだろ。
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「窓辺でリュートを弾く女」。
絵が傷んでるってのがどういうことか分かった。ゆり子さん曰く「この女性、眉がないので不思議な顔に見えるが、もし眉があったらバランスがとれた美女なのではないか」とおっしゃってた。
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そうかもなと。どうぞ、みなさん、絵を拡大しましたんで、眉、書いてみてね。ゲジゲジはだめよ。
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「信仰の寓意」。あっ、写真なんでか撮ってなかった。借り物写真で。なんか色がきれい過ぎるけど。
すごい意味のある絵らしいんですが、宗教色強いため、勉強不足で、興味不足。勉強しまーす。ってことで。
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そしてこれ「少女」。
ゆり子さんの推測「少年であってもおかしくない」。これっ、一番興味があった。少女でなくて実は少年か……。見れば見るほどそう見えるから。

明日は、この少女ととても似ている画風のフェルメールと言えばコレッっていう絵「真珠の耳飾りの少女」をフリックコレクションに見に行く予定。明日も続く「フェルメール漬けの2日間」。
by machikogunji | 2013-12-18 14:54 | 行ってきたゾ!
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