サンクトペテルブルグの旦那のアパートのキッチンから。
旦那、2週間の日本での休暇を終えて、ロシアへ帰って来た(長く滞在するとこういう表現になってくる!)らしい。
旅荷物の整理も終えて、今から旦那が晩ご飯作る間の「スカイプ」です。ほぼスカイプかかって来る時はこのパターン、ごはん作ってる時なんです。
スカイプがあって良かった。
これが一昔前の単身赴任なら、手紙か、べらぼーに高い料金を取られる国際電話でしか「沙汰」が判らなかったわけで、今はスカイプという「強力な通信」があるお陰で、うちら夫婦の絆は繋がっている。
生のまま、オンタイムで見えちゃうわけですからね。
奥さんとして、細かい事は言わないようにしている。でも体調だけはいつもしつこく言っている。顔とお腹ので具合見ればだいたい何となくは判りますよね、どんな生活してるのか。
今日はスンドゥブ作るらしいです。最近大きなデパートの地下食料品売り場で豆腐がいつでも売ってるようになったんだってさ。パック入りのものですが。豆腐………ロシアではありがたいらしい……しかし高いらしい……。情けない大根もあります。にんじんは普通にある。コチジャンとかは中央アジアに住む韓国系の人がこの国は多いので、結構、町の市場に行ったら手に入る。スンドゥフの素は、私がニューヨークのコリアン街で買って持ってったもの。まだ持ってたんだ……。
スカイプを通して、世間話をしながら、旦那は自分の晩ご飯を作るんです。正面きっての顔よりも、動いてる姿を私は見ることになるわけ。
冷蔵庫あけてるのを見て「何がないの?」とか「腐ってないか」とかいちいちこちらから話す。なんかその場で一緒に料理している気分になります。
旦那がワインを取り出したら、私もnyのうちのキッチンの冷蔵庫からワインを取り出して、飲んでたりします。ごはんのいい匂いが漂ってくるような気がするの。
ヘルシンキ経由で日本に行ったので、空港でムーミンのお土産を買っておいてくれたみたい。
「本物のムーミンには頭に毛がはえている」そうです。ほらっ。これは自分用。温度計がないと冬はやってけないそうです。ちなみに今日は5度だって。さむっ。
私にはミーの温度計を。かわいいやんか。
今度、ロシアに行った時に役に立つぞとムーミンの靴下も。パジャルスタ!
さて、ごはんができあがったようです。
「じゃぁ、テレビ観ながら、めし喰うからな、じゃぁまたな」とブチッとスカイプのスイッチを切られる………いつもこのパターンです。
えっ、えっ、えっ、何かそれって冷たくないかい。
まっ、ほぼ毎日このパターンでスカイプしてくるので、いいんですが……。
それでもスカイプがあってよかったです。ありがたいっすよ、ほんまに。
さっ、こちらはお昼。昼飯でも作ろっかな。