ロシアの旅、後半はサンクトペテルブルグの旦那さんところでゆっくり過ごす。今日は近場のロシア美術館に。週末、モスクワのトレチャコフ美術館で1番見たかったイリヤ・レーピンの「ムソルグスキーの肖像画」、日本に行っちゃってるってことで思い切りハズしたので、今度こそ見たい絵見るぞと張り切って行った。
ここには去年も来たんだけど、何気なく来たので、今回は「これ見よう」というのを絞って来たつもり。まっ、判り易いレーピンからってことで。でもせっかくモスクワにも行くのだから、この際レーピンの絵を2分して持っているトレチャコフ美術館にも行こうと企ててたわけで。見る絵も決めてだったのに、コレクションの絵は素晴らしかったんだけど、レーピンに関しちゃトレチャコフにて転んだぜ。「イワン雷帝と皇子イワン」は見れてよかったんだけど。で、七転び八起きでロシア美術館に再びやってきたわけ。本当に見たかった絵はこちらにあるはず。あるといいな。いや、あって欲しい。お願いだかあってね。
レーピンの部屋は3つあって、まず諸々の作品を見れた。彼の絵はドラマがあるよね。それが判りやすく描いてあるので、誰が見ても直接何か伝わってくるものがあるような気がしたな。挿絵っぽいっちゅーと怒られるかも。絵本っちゅーても怒られるかも。でもそんな感じ。人物の表情が多彩なのも面白いの。この部屋には「帝国枢密院設立100周年記念の儀礼」の絵がドッカンとある。これはさすがにどっかの国のレーピン展といっても持ってけないだろう。これなかったらロシア美術館、クリープを入れないコーヒーみたいだ。って例えが昭和ですいません。芦田伸介とっくに死んでるし。
レーピン風竜宮城の絵「サトコ(sadko)」とかもあったけど、あたしはあんまり好きじゃないんだけど。あっ、この大きな絵はサトコじゃないから。サトコの前には人が群がってたんで。ワーシリー・スリコフの「スヴォーロフ将軍のアルプス越え」ってーのだったと思います。トレチャコフで見た貴族のおばさん逮捕され連行されるの絵の人と同じ人よね。
「ヴォルガの舟曳き」、これはしっかり見たかったの。
こな感じ。こりりゃさすがに感動しました。名作ですよね。見たかった2枚中の1枚。どこにも貸し出してなかったのね。よかったぁ。もっと大きな作品かと思ったら意外に小さかったなぁ。
本題に入ります……………ない……………………探してる絵がない………ない、ない、ない、な〜〜い〜〜〜!!!!! 私の探し間違いかも……でもない、ない、ない、ない、な〜〜い〜〜〜!!!!!
美術館の中を3往復はさせてもらいました。目が回るぞ。この技はエルミタージュじゃ無理、広すぎて。でもここは大丈夫よ、こじんまりしてるから。ってでかいよロシアだもの!最後に絵の横で座ってるおばさんにアイフォンの写真見せた瞬間その場でばっさり斬られました。「ない」。おばさん一日に何回世界から来た人に「ない」って言ってるんでしょうね。落胆した世界の人々の顔の写真集出してもらいたいわ。がっかりしました。でもトレチャコフほどじゃなかった。人間てのは慣れるんです何事にも。やっぱりという思いでした。
これが見たかったけどなかった絵「何という広がりだ!」です。
ちょっといいですか。
どこ行ってけつかんね〜〜ん〜〜〜レーピンの絵〜〜!!!!!!
@ロシア美術館の巻でしたん。