「ちょっとバレエを観たいかも」と旦那にメイルをしといたんだけど、おっ、チケットを取ってくれていた。で、行ってきました、夫婦でバレエ鑑賞デビュー。ヒューヒュー!
泣く子も黙るマリインスキーだよん。東のボリショイ、西のマリインスキーってところでしょうか。昨年の正月はボリショイ劇場の前でポーズだけとってボリショッってみましたが、今年はマリインスキーの前では普通に中に入りました。頭の中、「みんな劇場用の靴を別に持ってきてるんだろうか」とごっついブーツの私としては心配で心配でポーズとる暇なかった。で、お客さんの半分ぐらいがヒールで半分がブーツだったのでホッとした。
劇場の美しさにびびる。派手というよか荘厳な感じ。超きょろきょろ状態。
美しい、美しいったら美しい。
旦那、借りてきた猫状態。「すっげーなぁ」の連発。そして自分がいかに街のチケット売り場をはしごしてこのチケットを手に入れたかを語る。はいはい、わかったから、まっ、始まる前に1杯飲もうよ、おごるからさぁ。と、バーに行ったのだけど、酒類がない、ないっ、な〜い。ってどういうこと?ロシア人健康志向になったのか?とか言ってウロウロしてるうちにベルが鳴って、さぁ始まるぞ。
チャイコフスキーの「白鳥の湖」ざんす。オケが素晴らしい、スパシーバ! この曲はマリインスキーのお家芸的作品なわけで、よっ日本一じゃなくて、ロシア1、ということは世界一と言っても過言ではないだろう。
きゃ〜〜、感動して涙ぐんだわさ。子供の頃、母と初めて2人で行った映画が「チャイコフスキー」ってやつで、あらすじは全然覚えてないけど、白鳥の湖が流れる中、たぶん悲しいストーリーだったんだろう、母が横でゴンゴン涙流してたのを覚えている。チャイコフスキー聞くとずっと当時の母の鳴いてたことを思い出してたんだが、まさか自分がロシアで、しかも本家本元のマリインキー劇場で、チャイコフスキーの白鳥の湖を観て涙流すとは思わなかったなぁ。
ってなことで、とっても感動的だったな。いいなバレエも。あっ、それとインターミッションでバーのお酒は解禁となってました。最初には飲まさないのね。途中からOKってことだったのね。
カウンターのお兄さんにシャンパンをいただき、
イクラのザクースカなんかをつまみながら立ち呑みもできてよかったよかった。
表に出たら雪。なんかいい感じじゃん。あー腹ペコだ。うち帰って旦那と今日のバレエの話でもしながら飲み直すかっ。
白鳥の湖:アナスタシア・コルゴワ/ウラジーミル・シクリャーロフ