
土曜の朝は家族でうどんです。

高松では、各自「贔屓のうどん屋」ってのがあり、堅い麺がいい人もいれば柔らかいのがいい人もいて、うどんの好みも違います。うちの母と弟は、この素晴らしいネーミングのうどん屋に土曜日の朝、食べに行ってます。

朝6時きっちりオープンってのがうちの実家の生活習慣に合ってるようです。(早朝のウォーキングの後にうどん食べるらしいです)。

カウンターで何うどんにするかを言ったらその場で打ったうどんがでてきます。それに各自でトッピン具のものを決めます。

生姜、ネギ、天かすはもちろん入れ放題です。たくさん入れればいいってもんでもないんでっせ。
そして会計。これが高松の一般的セルフの流れです。

ここの店はセルフの最後に、出汁に使った昆布を欲しい人に無料でくれます。いいですよねコレ。

私と弟は「冷やかけ」。冷たいうどんに冷たいスープうどん用の出汁をかけたやつです。

母は「釜揚げ」です。

あと「さつまいもの天ぷら」。
うちらが食べるものとは別に、このうどん屋の近所に住んでいる93歳にある叔母に天ぷらや巻き寿司やうどんを見繕い、届けてあげるのがパターンになってます。年老いた一人暮らしの叔母の様子をうどんの手みやげを持って、毎週土曜日にこうやって見に行ってるんだそうです。

店を出る時、叔母に電話しとくと、通り沿いのレンジの窓を開けてこうやって待ってるの。足がよたってるんで、玄関で転ばれると困るので、うどんの受け渡しは窓越しなんですが、その時の叔母の方からもちょっとしたおかずを貰ったり、庭のお花を貰ったり、ジュースを貰ったりします。あっさりしたやり取りですが、どちらからも思いやりの感じられるいい光景を見せてもらいました。うどんがつなぐ愛ってやつですか。