料理教室のあとは、あっこさん家族と、私と一週間ずらしでロシアに入ったアストリア友達のまさこちゃんも一緒に、キエフスカヤにあるグルジア料理のカフェ「ハチャプリ」でごはん。このキエフスカヤという地区は旦那がモスクワにいた時にアパートを借りていた場所で、私も2回ほど訪れて数週間滞在してたので、近辺のことがちょっとだけ判るようになっている。そこにあるカフェ「ハチャプリ」は、超お気に入りの店。もう一度ここで食べたかったんです。あっこさんちの二人のキッズ、めちゃくちゃいい子です。そしてかわいい。兄弟の会話が実に面白いのこれが。とっても仲のいい兄弟なんですねぇ。
この店、何を食べても美味しいんですけど、やっぱり一番は店名にもなっている「ハチャプリ」。種類とサイズがいろいろあるので、まずは本物みたいに原寸大に作った写真メニューを見て食べたいのを決める。私は舟形の真ん中に半熟の目玉焼きとチーズとバターの入ったのがどーしても食べたかったのでそれと、もう一つコリアンダーとチーズが入った丸いのを頼むことに。
ここのハチャプリ、やっぱり旨いよ。フワフワ。キッズ達、舟形のやつに興味津々。パンをちぎって真ん中の半熟卵をつけながら食べるんですがそれが面白いの。
グルジアのショーロンポー「ヒンカリ」も頼む。熱々、ジューシー、文句なし。あっこさんの旦那さんが話してくれた「ロシア苦労話」、これが最高にうけて、ますますビールが美味しくなったぞ。
あっこさん、今回は大変お世話になりました。あなたのお陰でモスクワ料理教室が成立しました。いい経験をさせてくれてありがとう。またやりたいね、ロシアで料理教室。
ごはん食べた後、ちらっと立ち寄ったクレムリンの赤の広場。今日もかわいらしいワシリー教会。この前は正月で寒かったけど、今日は広場に爽快な風が吹き抜けて、みんな夕涼みをしてた。
「モスクワの人達に私の料理教室、喜んでもらえるかな」と、ずっと思いながら準備してきた半月が終わり、なんかほっとしたら疲れがどっと出て、赤の広場の隅っこに座り込んで、料理道具を詰め込んだトランクを抱きかかえて本気で30分ほど熟睡してしまった。起きたら、「ここはどこ?あなたは誰?」状態。そう、ここはモスクワだったよな。私も爆睡したが、ちょっと先でレーニンも眠ってるんだなと思ったら笑えた。
さぁ、今から駅に向かい、夜行列車でまさこちゃんと一緒にペテルブルグに帰るぞ。今度は待望の寝台列車「赤い矢」号だぜ。うれしいぜ。元気がまた出てきたぞ。モスクワ、また来るね、バイバイ。