今月はみんなで魚ではなく「鶏」をさばいてます。スーパーマーケットの肉売り場にきれいに部位毎にパックされたチキンが並んでるのは当たり前の世の中です。しかし、それは、全世界的に見ると少数派に過ぎません。「鶏」と言えば「しめて」「吊るして」「自分で捌いて」「喰う」ということを多くの世界中の主婦はやってるわけです。
アストリアには鶏をしめるポートリー(poultry)が数軒あるので、「食育」ということで、希望者は教室の始まる前に一緒に行って、実際に鶏を見て、買って、お店で締めてもらい、それを受け取るという体験してもらっています。大事なことだと思います。「生き物を食べる」ということを各自しっかりと考えることができる体験です。今日も3人の希望者を連れて行ってきました。締めてもらっている20分間は、近くの大きなブラジルの食材店を見学ってことにして、少し気持ちを落ち着かせてもらってます。そして、締めたての鶏を提げてうちに来て、そこから今度はさばきます。1人1匹。ハラルミートは安くて美味しいので、それを部位毎に切り分けるんですが、みんな必死。魚をさばくより簡単だと思います。
みんな上手にできましたっ。ここから料理してってます。チームによって選択、焼鳥、キャストアイアンのスキレットで焼くチキンレッグ、軟骨を入れたつくね、カレー味の手羽先etc……。
ごはんものは「四海巻」という細工寿司を。これは覚えとくとポットラックパーティーに役に立ちます。これも実際にやってみないとなかなか判りにくい巻物。巻く方向を間違えると、四海巻が、東京都のマークになっちゃいますから。
今回はかなり時間がかかるのと、覚えることが多くて、終わる頃は全員ぐったり…かと思ったら、そうでもないか。何、このおねーさん達の元気度は。よく喰うもんねぇ。
アタシが一番ぐったりだ。