ニューヨーク/ロシア/日本、まだ落ち着かないでうろちょろ。
by machikogunji
◆釣り日記
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未来のおにぎり
未来のおにぎり_f0056476_2325341.jpg

今年も、ニュージャージー州パターソンにある職業訓練高校「パサイックカウンティー・テクニカル・スクール」の「日本語クラス」の「おにぎり講習会」にアシストで行ってきました。ジョージワシントン・ブリッジから車で30分ぐらいの丘の上にある学校です。隣にあるウイリアム・パターソン大学と、この高校で日本語クラスの先生をしている佐藤麻衣子ちゃんのアシスト(といっても、料理係)のボランティアとして、興味津々の「おにぎり講習会」に参加してきました。麻衣子ちゃんは横浜生まれのおしゃれな、それでいて熱血教師です。お母さんは、日本のアンティークの着物の生地を使ってタピストリーなんかを作る作家で、妹さんは某航空会社のスッチー、旦那は元歌手のアメリカンという、なかなかすごい顔ぶれのファミリーを従えてます。ずっとハーレムのフレデリック・ダグラス高校で、やんちゃなガキどもと強力な父兄を相手に、本人いわく「毎日が戦い」という日々を見事任期終了までこなし、最近ニュージャージーの学校で教鞭を振るうようになった次第です。彼女の強力なパーソナリティーとユニークな授業内容は生徒の心をガッツリ掴んでおり、去年の暮れ、日本のテレビ番組「情熱大陸」で紹介されたんだよ。すごいね! 偉いね! っていうと、すごい奴だと引いてしまいますが、普段はとってもおしゃれなセンス抜群の料理好きなおもろいオバハンです。夫婦喧嘩の話がおもしろ過ぎるぞ! 夫婦揃ってお笑い系です。

未来のおにぎり_f0056476_23254298.jpg●日本の食文化体験「おにぎりを作ろう」
さて、今日の麻衣子ちゃんのクラスは恒例の「おにぎりを作る」お料理教室です。この日は学校中が興味津々で、講習中、同校の生徒や教師を始め、隣の大学教授、はたまた州の教育委員会の人まで覗きにきます。そのくらい「日本食」にみんな興味があるみたいです。
麻衣子ちゃんが朝から炊いた「ごはん」と私の作った「おかず」をまん中に、海苔、塩、ラップ、おかか入り醤油を並べてセットアップ。授業の始まりです。



未来のおにぎり_f0056476_130651.jpgまず、英語教師のリサ先生が揃えてくれた、5種類の「お箸」から好きなのを選んでもらって「MYお箸」を生徒にプレゼント。みんなうれしそうに選んでました。

次に私の自己紹介。ものすごい早口で、しかも日本語でベラベラーと話したんだけど、みんなすごいね。判るんだよ。まだ1年ぐらいしか日本語を習ってないのに、なんとなく理解してる。1つでも自分の知ってる単語が私の口から出てくるのを超集中して聞いている。見逃さないね、奴らは。そして勘がするどい。「主婦」と「シェフ」をラップみたいにかけてテンポよく言うと、特に興味を持って喰いついてきたよ。おもろい。「私、45才なのよね」と言うと、「ナイス・バディー」と返ってきて大笑いになったのはよかったよ。

ってな感じで、おふざけはほどほどにして、麻衣子先生が「お箸の持ち方」「おにぎりの説明」「握り方」を、私が「今日のおかずの魚のすり身の団子・照焼きソースがらめと、卵焼き2種(普通と抹茶入り)の説明と作り方」を解説して、さあ実践。

手を三角にしてフワッと握ること、海苔は赤ちゃんにオシメをするようにそーっときれいに巻くこと、お箸は手前に横に並べるのが日本式で、フォークを置くように縦にしない、縦にするとそれは韓国式になる、またお箸通しで摘むのは死人の骨取る時にしかやんないので、決して人前でやっちゃだめetc……なんていう、日本のスタイルや慣習を麻衣子先生が実に上手に教えていく。「おかずの魚の団子は突き刺さずに、お箸でつまんで取るように!」というと、必死でやってました。

さて、自分達でにぎった「おにぎり」の味はいかが? 「お米の香りがとってもいい」「海苔は苦手だ。はがしていい?」「いや、うまいよ。海苔だめじゃ、おまえ寿司食べれないぞ」「家族にも食べさせたいんで持って帰っていい?」「もう1個ちょーだい。腹いっぱいになんねーよ」など、みんなうれしそうにパクパク食べてました。おかずも全部空きました。こんな調子で、2セッション行い、無事終了。来週は、みんなスクールバスに乗って「ミツワ・デビュー」です。お天気いいといいね。

この高校は、ノホホンと高校生活をエンジョイしてる生徒達の学校ではありません。パターソンという地域の教育レベルは大学への進学率も20%、高校を卒業したら社会人として働く子供達が大半です。この学校へ通う子供たちもその準備のために、さまざまな技術を身につけようと真剣に取り組んでいます。中には、この高校に通いながら、毎日アルバイトをして、親や家族を食べさせている生徒もいます。調理科では、シェフを目指す子供達のために裏方から全てのことを教え、彼等にカフェテリアを運営させています。お遊びではなく、料理を仕事としてこなす訓練を日々養っているのです。現実の生活を目の当たりに見てきている彼等にとって、遠い日本の文化や食べ物はどのように見えるんでしょうか。異文化を学ぶことで子供達は「一度、日本に行ってみたい。見てみたい。学んだ事を試してみたい」と目をキラキラさせてうれしそうに麻衣子先生に言うそうです。桜の下で、自分のにぎった「おにぎり」を食べる日がくるといいね。

うれしいお知らせがあります。同校の日本語プログラムは今期は20人の生徒でしたが、生徒の口コミで来期はなんと80名の生徒が応募しているということです。まだ受け付けを締め切ってないので、もっと増える可能性大です。私の国「日本」をアメリカの子供達が知ろう、学ぼうとしていること、おばさんとってもうれしいよ! そして誇りに思いました。麻衣子先生もこの反響にはびっくり、うれしそう。さあ、先生、フンドシの紐を締め直して、来学期も子供達の未来のために「おにぎり」にぎってよ! がんばれ〜!
by machikogunji | 2006-04-02 00:08 | 行ってきたゾ!
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