カタルーニャ地方で生まれたというマヌエル翁さんの紹介で、あるタパスバーへ夫婦で行った。ここは会員制で、そこのコミュニティーに何かしらの形で貢献している人達の食堂になっているところだ。こういう形式をとっている食堂は、私の住む街にもけっこうある。NY中にこういうところはいろいろあるんだろうなぁ。「こんな場所にこういうところがあったんだ」と感動した。
「何飲む?」ってことでマヌエル爺が普段飲んでるというワイン、リオハの赤を、結局、タパスが美味し過ぎて2本ぺろりと飲んでしまう結果となってしまった。今日は食堂はお休みなので、簡単なタパスしかできないけどそれでもよいかってことだったんだが、「ぜんぜんそれでも結構。食べてみたい」ってことで、無理矢理マヌエル爺からシェフに頼んでもらっての食事となった。
「君たちは、プルポ、好きか。」とマヌエル爺。「好きで好きでたまらない。普段もよく食べている」とニコニコ応えると、シェフに耳打ちして、すると、数分後にドカンと「タコ」が出てきた。いいタコ使ってるねぇ。そして柔らか。今まで食べたタパスのポルポの中で一番かもなぁ。旨いっ!!!
海老もうまうまっ。海老もキッチンでちゃんと剥いてたもんなぁ。プリッ、ジワッって感じ。ガーリックオイルに海老の味が染み込んで、これまたレベル高いです。
小魚(アンチョビじゃなくショーバスと言ってたけど)のフリッター。小さめの新鮮なのってところが粋です。
内蔵も一緒に揚げてるんだけど、ここがまた美味しい。頭からガブリ。旨いよなぁ〜〜〜〜〜。やばいっすコレ、止まらない。
チョリソも山ほど。気っ風がいいよなぁ、ここは。
そしてマヌエル爺、うちらの食べっぷりを見て、最後に「次のは、好きな人と嫌いな人がはっきりしてるんだけど、たぶん君らは好きなんじゃないかな、トリッパ」。
ギャァ〜〜〜〜〜ッ、好きっすぅ〜〜〜〜〜、内蔵系。何でわかるの? えっ、顔に書いてある?
塩加減抜群、何とも言えない滑らかな味わいに、ガルバンゾががんばるぞ。まいりましたぁ。毎日食べてもOKです。旦那、しゃべることすら忘れて陶酔状態でトリッパ食べてるし。
あぁ、美味しかった。マヌエル爺、今日はほんとっにMuchas graciasでした。