◆釣り日記
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札幌から来ていた友人、最後のNYのごはんを食客(シッケ)で食べた。このお店、韓国通の人ならご存知と思うが、1号店はノーザンブルバードの162丁目にある。イマドキの韓国ポップスが爆音でギンギンに流れ、超威勢の良いお兄さんお姉さんの従業員が、店の中を縦横無尽に走り回り、コストパフォーマンス満載のメニューが並ぶ、NYのアジア系で今一番ぶっ飛ばしてるお店です。私なんかが行くと血圧が急激に上がる「最も体に良くない店」なんですが、たまに旦那と行ったりしてます。たまに鼻血が出るのもいいじゃーないの。動悸がするのもいいじゃーないの。 で、その日は、4人メンツも揃ったし、北海道人は韓国系を食べたいと言ってたし、何より家の近くにこの店ができたんで覗いてみたいという欲望にかかれて、血圧上げに行ってきました。あらぁぁ、1号店と一緒のノリ、一緒のメニューなのね、やっぱ。客層も子供連れから酒ガバガバ飲んでるおっさん同士まで、これも同じだわ。 いつもの定番オーダーメニュー「生ダコの活け造り」もあるやんけ。もちろん食べました。 大きなスイカ1個をくりぬいてその中にジュースと韓国焼酎をドボドボに入れた「スイカ酒」も頼み、私なんぞはそれでは気が済まず、飲む気満々だったので、焼酎を1本追加で頼み、そのスイカ酒の中にエキストラ・ドボドボに酒を加えてピッチあげて飲んでいたのよねん。なぜそんなにボルテージが上がっていたかというと、この後、ものすごいでっかい「生ダコと牛ロースの鍋」をオーダーしちゃっていたからです。はっきり言って私は今までこの鍋を避けていた。だって飲む時はしっぽりと酒を飲むのがここ数年の私の流儀。あの鍋はいかん。何もかも、魚介類も肉類も野菜も何もかもぶちこんでキムチ入れてアクも取らずにゴンゴン煮て食べるってのがやーなの。焼き肉タカシの食べ方が好きなのワタシは。でも今日は鍋食べる気満々の3人の美女が座席でうなり声あげて鍋の登場を待ってるので、朱に交われば鍋になるってことで、酒でテンション上げてたわけです。で、今日は「生ダコナイト」ということで、思い切って頼みました、韓国名物手長ダコと牛ロースのお鍋〜〜。 まず、登場したのはアルミの洗面器に入った1匹の足の、いや手ですかね、恐ろしく長〜〜〜〜〜〜〜い、手長だこ〜〜〜。はい、食べる前にタコに柔軟体操していただきましょう。箸で掴んでダラ〜〜〜〜ン。ギョエ〜〜〜、長〜〜〜い!!! 記念撮影終了後、すかさず店員のおにーちゃんがハサミでプチプチ切っていく。ちょっとにーちゃん、切り方やたら短くないかい。1本そのまま入れろっと思ったのですが遅し。にいちゃん聞く耳を持たず、細かく切っちまいやがったぜ。次回はハサミ持参でにーちゃんが切る前に私が切ってやると堅く心に誓う。 何でもありの具にタコも加わり、強火で一気にグツグツに煮るのがここの手法。わびさびのない世界に突入。 味がけっこうあっさりしていたので、前菜で出て来たキムチ、トッポッギおよびそのタレを鍋にぶち込む。急に気が大きくなってきたぞ。4人でガムシャラに食べまくる。そしてお待ちかねの、ごはんを入れておこげごはん。チーズ入れますかって言うんで、「オーラ、何でもいれんかい、にーちゃん」と肝も座ってきたぞ。 お腹パツンパツン。4人とも体を反らないと歩けないぐらい食べたのであった。 昨晩、私寝れませんでした。辛いとんがらし味を大量に食べたのと、全体的に完全に許容範囲を越えた食べ過ぎ、そして勢いつけて飲んだ酒のせいです。朝までムカムカ状態が治らず、ゲロゲロの朝を迎えたのでした。そして友人は、昨日のごはんの残りのおにぎりを鞄の中にそっと忍ばせ、札幌までの長い長いフライトへとうちを去って行ったのでした。
by machikogunji
| 2010-09-18 06:59
| 外ごはん
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