昨晩はこんな夜だった。メモリアルデーウイークエンドで賑わった港町も、月曜日の夜はすっかりまた静かないつもの町に戻っていた。珍しく旦那も釣りをしたいと言うので、並んで竿を出す。
灯を水面ぎりぎりに入れると、わんさかベイトフィッシュが集まってくる。何百匹もだ。水面が白くなる。イカのアタリなし、鮃のアタリなし。 でかいストライプバスが水面に餌を追って何度も出てくるので、ひっかけてやろうと試みたが、あちらの方が頭が良いらしく、これもダメ。旦那に数回、ヒラメらしきアタリがあったが、おびき寄せることはできなかったねぇ。気持ちのよい夜であったが、収穫なし。
旦那が「ここの風景は「千と千尋の神隠し」に出てくるワンシーンにとっても似てると思う」と一言。夜の海の先の島にボーッと灯りが見える風景、鉄道の終着地点の目の前が海であることがとても印象的なんだそうだ。魚のことばっかり考えている私と、まったく違うことを考えながら釣りやってるんだなぁ。同じ時間をそれぞれの釣りで楽しんだのは、よかった。