またキャッツキルの山の中へ行ってきた。
冬のキャッツキル、有名なスキー場以外は、一応オフシーズンってことで、点在するリゾートホテルやモーテルも、この時期だけはドカンと料金が下がる。夫婦でマンハッタンのレストランで食事するよか相当安くあがり、しかも広々とした部屋でドッカ〜ンと酔っぱらったままお泊まりできてラクチンだってことが、前回の旅でよーく判り、ほんじゃぁ、ちょっくら今週も車飛ばして行ってみるべかと。ただ、ホテルや周りのレストランも冬は木〜日の営業のみっていうところが多いので、前回しくじった分だけ、食糧はしっかりと持ってった。
今回は途中のキングストンにある「ハンセン」という6代続くアメリカ一古いキャビア屋で、スモークサーモン(キャビアは高し)を調達していった。絶妙の塩加減で、うなるほど旨いスモークサーモンだったなぁ。
うちらの泊まったロッジには、バルコニーがあり、超寒いんだが、
持参した、こういう熱〜くした「命の水」があるので、お昼はジャケット着て帽子被って、外で食べることにした。これがまた寒いけど、いい感じなんです。寒さを味わいに行ってますから。
さっき買ったサーモンの他、サワラの漬け焼き、海老、卵焼き、たこぶっかけ……、思いっきり酒の肴系。
で、気温マイナスの中、旦那と2人で食べながら、お酒を呑みながら、
「こういう寒いところで食べるもんは、いったいどういうもんが美味しいんだろうね」という話に。
結果、「あったかいもの」「汁物」、そして「甘いよりもしょっぱいもの」ということになった。
「寒いとしょっぱいの食べると、なんか元気が出てくるような気になるね。北国のもんがしょっぱいのは、そういうところにあるんじゃないかな。外で食べるとちょうどいいもんが、家の中で食べるとちょっと行き過ぎの味だったり、家の中で食べておいしい繊細な味が、外で食べると物足りなくなったりすることあるよね」とか。
ある研究者によると、塩(天然塩で、味塩はまた別物)ってのは、新陳代謝の基本機能を作る、筋肉を締める働きがある、体内の有害物質の解毒、脳波の働きをスムーズにする等、いろいろ私達にとっては大事なものらしい。その中に、「熱を発生させる」がやっぱりあるらしい。「減塩によって血中塩分濃度が不足すると、自然治癒力の調節ができなくなって、寒がりや冷え性となる。低体温が続くと様々な病気を併発するようになる。」ということだ。塩の種類はやはりきちんと選んだ方が良いようだ。ミネラルをたくさん含んだ塩。最近は「塩」を敵のように思っている人が多いが、この塩という調味料をうま〜く、またその状況によって上手に使うことをしっかりと勉強したいもんだ。