
「鹿肉食べる? 撃ってきたのいま解体してるんだけど」「じゃぁ、ちょっとだけもらおっかな〜」と言ったのが最後。2時間後、黒いゴミ袋を抱えて友達がやってきた。ゴミ袋が重そうだ。「ちょっとでいいんだよ。」「うん、ちょっとだけ持ってきた。」足1本はちょっとじゃないと思うんですが。さっき、キッチンを片付けたばっかりだのに、まな板に再び食糧が載る。「今日中に肉を骨からはずして処理しないとダメだよ」。と言われたのが夜10時過ぎ。今、冷蔵庫には料理教室で使うブリが3匹入っている。鹿を入れる余裕はない。しょうがなく解体を始める。シチュー用にさばいた。連日魚を捌いている上に鹿とは。今日の鹿はボタンバック(Button buck)という雄鹿なんだそうだ。ちなみに雄鹿はbuck、雌鹿はdoe、小鹿はfawnと言うそうだ。ハンティングの連中には今日の獲物は小さすぎて迫力なしなんだそうだが、なんのなんの狭いうちの台所には大きすぎだよ。とりあえず冷凍庫に肉を詰め込んで本日終了。