今日は、夜、うちの家風スパイシーソースの割りをちゃんと紙に書き出して決めてみた。
このスパイシーソースってのは、刺身の余りで一品作る時や、巻物の時に役に立つ。また、これはあんまり期待できないなと思った和食屋やすし屋に入ってしまった時や、アメリカのスーパーでお寿司を買う時に、どちらかというと「逃げの手段」でこのスパイシーロール系の寿司をオーダーしていた。すると、よほど寿司飯がダメじゃない限り、失敗率が低くなる。いや、「これ意外とおいしいかも」と納得することも多くあるんです。
でも、本当においしいと思う寿司屋や、高級店に行くと頼まない。こういうのもどうかと思って、ここは一つ「自分で納得できるスパイシーソースのレシピ」を作っておこうと思ったわけだ。
魚の鮮度、種類によって材料をいろいろ変えるべきなんだろうが、まぁ、そこまでこだわらないし、時間を費やす必要もないので、2、3種類の魚に合うものを考えた。今日は、昨日のハマチの端切れを使ってみたんだが、うん、なかなかいい線のものができた。
周りを見回すと、アメリカにはいろいろな国のいろいろなスパイシーな食材がある。近年のニューヨークの寿司ブームで、一番創意工夫がなされて、進化しているのは、実はこのスパイシーソースを使ったお寿司なんじゃないかな。店によって、人によって、このスパイシーソースの味は千差万別だ。腕のいい板前さんの本当の寿司ってーのをつまむのは最高に幸せだが、「あそのこスーパーのサーモンスパイシーロールには、中近東のハリッサを少しと隠し」味にイタリアのサバソースを入れて、それをアメリカマヨで和えてある」なんて分析するのもニューヨークのスパイシーソースの楽しみだ。こりゃこれなりにグルメもんなのかもしれないな。
NYに住んでいるうちにここじゃないと組み合わせることのできないオリジナルのスパイシーソースを開発するのも悪くないと思う。