今日は「どうしても日本酒の日」だ。
だってこれだもの。
いつものことで、その年に私が初めて釣った旬の魚は旦那がきれいに料理してくれるんだが、その前に旦那の酒の肴は私が作らなくてはいけない。本日は、釣ってきた小振りのポーギーで「鯛と豆腐の昆布蒸し」を。これは旦那の好物なんだが、さすが釣ってすぐのポーギー、しかも小さいながら血抜きもきちんとしてあったので臭みなんてかけらもない。昆布と豆腐と日本酒と塩ででき、生姜がかけらあったらもっといいかな。これを電子レンジに入れて数分。手っ取り早いあったかいうちの釣り料理のひとつ。
さぁ、ここからは旦那の料理です。料理してもらうための下準備はあたし。カワハギはあらかじめ皮ひっぱがして下処理、肝もちゃんと取り出し冷蔵庫に保存。ここまでやっときゃ気持ちよく料理してくれる。
まずは薄造り。食べる前に皿ごと冷凍庫でさっと冷やしてくれている。チャイブを刺身で巻いてポン酢で食べた。
ニューヨーク近海の魚はどれも淡白な味なんだが、こいつは違う。しっかりとカワハギ独特の甘味があるんです。しなやかな弾力もあり美味。あぁ、美味美味。
では、本命にまいります。肝。今回の魚、たった1匹だったのが、お腹裂いてびっくり。肝がものすごくでかかった。大当たりだった。
旦那は、あえて刺身の時に肝醤油を作らず、肝丸ごとに塩と酒と氷水なんかで下処理を加えて、こういう形で出してきた。おっ、こりゃぁ旨そうだっ。
いやぁ、旨いねカワハギの肝。久々に唸るほど旨かった。