うちの近所のスーパー「トレードフェア」で、久々に大ヒットのカレーを見っけてしまった。
朝からワクワクの試食会を夕方エアコンを効かせない部屋で決行。
まずは、友人特製のラッシーをごちに。蒸し暑い夕方にぴったりんこのお飲み物だったわん。
インドのレトルトカレーなんですが、これがかなりイケてるんです。なんでもインドに多数のチェーン展開をしている「ITCホテル」のカレーマスターが作ったカレーっていうんだから、インド行ったことのない私には何やらすごそーに聞こえてしまって、しかもそれが1ドル99セント、しかも5つの味が楽しめるってんだからうれしーじゃないですか。5種類のうち今日は3種類をとりあえず試食。上からいろんな野菜とトマトをすりつぶした「Pav Bhaji」、次が赤いんげん豆の入った「Rajima Masala」、そして緑っぽいのが、ほうれん草とカテージチーズの「Palak Paneer」ってーカレーです。こんなややこしそーなカレーが3分お湯につけてできあがりなんだからお気軽で格安です。3つともベジタリアン用ってのも関係ないけど体によさげ。
ナンが売り切れだったので、とりあえずスパニッシュライスで。
さて、ここからがこのカレーのすごいところ。パッケージの中にレトルトパックともう一つ……、なんとインド音楽のCDが入っているんです。中途半端なエセのCDじゃないんですそれが。ヴァージンレコードから出てるこのカレー専用に編集されたインドの古典音楽をあっちじゃ有名であろうおじさん達がデュオで奏でるってんですから。フルートとタブラ、バイオリンとインド百弦琴サントゥールから流れる神秘的なサウンドが、レトルトカレーの味わいを奥深いもんにしてくれます。聴覚と味覚をヴァージンレコードとのコラボで刺激するこんな洒落たもんが、クイーンズの雑踏の中のスーパーの片隅にさりげなく置かれていることがブッダ様のお導きだと思わずにはいられません。しかも1ドル99セントで。
てなわけで、このレトルトカレーもすごいけど、トレードフェアの品揃えに改めて感心してしまいました。残りのカレー2パックをいただく時は、ジャクソンハイツで本格的インドのステンレスカレー皿を購入して、手でいただこうかと検討中。