ニーノちゃんのねーちゃんとにーちゃんがモンテネグロからやって来ていた。ねーさん、NYに来て一番に買いに行ったのは資生堂の化粧品だったらしい。資生堂……すごいな。ぜひ、こういう人には試供品をたんまりあげてほしい。
おねーさんの手作りのモンテネグロ料理を、わざわざデリバリーしてくれた。
うちは、釣ってきた魚があったので、「じゃっ、今日はどっちも食べようか」とモンテネグリアン+トラウトってことに。
メインは、パスイ(pasulji)という一品。すねの部分のスモークポークとホワイトビーンズを長時間煮た料理だ。これは、モンテネグロでは定番の家庭料理だそうで、各おうちでいろいろ味が違うんだそうだ。日本の「肉じゃが」みたいなもんかな。コツは、ステンレスや鉄の鍋ではなくクレイポット(土鍋)でたくさん作ること。1日目よりも2日目、3日目と日が増すに連れて美味しくなるんだそうだ。それってカレーみたいだねぇ。骨付きスモークポークは骨から身がホロリとはずれるまで煮込まれていた。豆が実に美味しい。こういう優しい味っていうのはやっぱ家庭じゃなければ食べられない味よね。
つけ合わせは、赤キャベツ、ポテトとディル、ビーツとガーリックのビネガー和え。3つとも少しづつ味を変えている。これらもとっても優しい味だった。たまたま私がレンコンの甘酢漬けを作ってたので、それも一緒に。ニーノちゃん。ここで初めてレンコンを食した。「変わってるから食べれないかもよ。」という私の予想とは裏腹にバリバリ全部食べてしまったわ。
トラウト2種類は焼いて食べた。ヒロ&グレッグにもらった分も私の2日間で釣った分も、結局この夜で全部食べ切った。
ニーノのねーちゃん、お御馳走さまでした。