◆釣り日記
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ぶっ続けだった魚料理教室。朝起きたら準備をし、みんなが来て料理をし、みんなが帰って休む間もなく夕飯の用意。そして、後片付けをした後、ブログを更新して寝る。 料理教室の間はしゃべりっぱなしで動きっぱなし。たまに顎が痛くなることがある。咽も乾く。みんなをリードしていくことは、かなりのエネルギーを使う。 久しぶりに旦那が外食ということで、うちで1人でゆっくり。っと思いきや、2匹の猫たちが両側で「僕だけをかわいがれ」と私を取り合いしてくれるので、右向いたり左向いたりなんだが、そのうち寝てくれるので、やっと本当に1人になれるのは、カウチに座って1時間後ぐらいか。 料理教室では、味見はするが、私はみんなと一緒にご飯は食べない。メニューを作る時からずーっとその料理を「あぁでもない、こうでもない」と悩みながら食べ続けているので、さすがに欲しくなくなるのだ。そんなもんだ。教室が終わってインスタントラーメンを1人満足してすすっていることも少なくない。なぜかスープものが欲しくなるのだ。 なので、1人っきりの夕飯の時は、好きなものを食べるようにしている。 好きなもの………、 案外こういうものだ。 今日は新米の炊きたてで作った、なんでもない「高菜炒飯」。 卵と高菜しか入っていないチャーハンなんだが、これと1杯の焼酎の梅お湯割り」。 肉もなければ、おかずもない。 こんだけ。 こんだけで充分、「私にとってのご馳走」なのだ。 明日とあさってはお休み。いろいろ家の事や人からの頼まれものをやらなければいけない。 毎日、毎日、追われるように忙しくしている。 でも、たぶん、これでいいのだろう。落ち込んだり、文句を言ったりする暇もない。これでいい。 12月には、再度母の様子を見に、田舎に帰る。母のたってからの希望であった「六本木の瀬里奈でカニを食べる」ってのを実行する。数年前に、この母の一番好きな店でしゃぶしゃぶのフルーコースを一緒に食べようと、母を東京に呼び寄せたにもかかわらず、台風が来て、翌日の朝一番の飛行機で、高松に戻らなくてはいけないことになったことがある。その時に、ものすごくがっかりした母は、「あん時は残念だったぁ。台風さえ来なかったら。」と、ずーっと執念深くあの時の台風を恨んでいるようで、思い出したように嘆くのだ。 「ほんじゃぁ、お父さんも死んじゃって、やっといつでも外出できるようになったんで、2人でカニでも食べに行こうか」とこの前、電話でポロリと言ったら、 翌日から「東京でウロウロできるように、足を鍛えなくては」と、早朝ウォーキングと、スイミングスクールに入会までして水泳を始めてしまった。長年、父の看病で旅行はおろか、ちょっとした外出もままならなかったため、母の足腰はかなり弱っていたんだが、彼女実自らの一念発起で、日に日に調子がよくなりつつあり、一ヶ月続けた今では、本人もびっくりするほど回復の一途をたどっているらしい。お昼も未亡人仲間とランチに行ったり、来月には大阪から親友を呼び出して2人で温泉旅行に行くらしい。 あぁ、これが「おじいさんが死んで悲しんでいたおばあさん、数カ月したら、びっくりするほどスパッとハジけます」っていうやつなんだな。私より、毎日、ハツラツと充実した日々を送っているようだ。父が逝った直後「母がこのまま弱っていってしまったらどうしよう。かあさんが不憫で……」と、かなり本気で悩み、いい対策はないかと弟と焼き鳥屋で酒のみながらお互い涙ぐんだことが「あれっ」って感じだ。華々しく返り咲きだな。母さん、その調子でがんばりまーせ。 まぁ、ちょっと今日は時間もとれて、こんなことも書ける余裕がでたので、まぁ、よかった。高菜チャーハンが、とんだ方向にいってしまったが。 では、明日から母に負けず、私もがんばらなくてはだわ。
by machikogunji
| 2008-10-30 01:34
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