ニューヨーク/ロシア/日本、まだ落ち着かないでうろちょろ。
by machikogunji
◆釣り日記
★2018
・冬ヒラメ2@庵治沖(2/9)
・冬ヒラメ@庵治沖(1/20)

★2017
・ケンサキイカ@宇和島沖(8/23)
・ケンサキイカ@宇和島沖(7/19)
・鯛ラバ@雨の小豆島沖(6/29)
・鯛ラバ@瀬戸大橋(6/18)
・キメジマグロ遠征@愛媛(5/25)
・オキソメバル&鯵@庵治(4/29)
・マテ貝堀り@坂出・綾川(4/24)
・ヒラメ@屋島沖(4/11)

★2015
・シラス干し@庵治(6/20)
・マテ貝@綾川(5/21)
・マテ貝潮干狩り(5/8)
・メバル釣り@庵治沖(4/29)

★2014
・鯛釣り@庵治沖(10/26)
・NY最後の釣り(10/20)
・ブラック(10/10)
・秋イカ(10/8)
・旦那3NKF@GP(8/25)
・旦那ヒラメ@GP(8/20)
・旦那Iイカ@GP(7/22)
・岸ヒラメ(7/7)
・岸ヒラメ&イカ(7/6)
・メイコシャーク(6/26)
・スキッフ鮃@モリチェス湾(6/14)
・イカまぁまぁ@NY(5/11)
・イカ大漁@NY(5/3)
・トラウト@NY(3/10)
・アイスフィッシング@ロシア(2/20)

★2013
・MEスメルト(12/29)
・NP冬イカ(11/30)
・GPイカ終了(11/15)
・撃沈ブラック船(11/9)
・ブラックおかっぱり(11/5・6)
・イカ満足@M Lake(11/4)
・イカ接岸@GP(10/30)
・祝・タコ@Shinnecock(10/27)
・再イカ@M Lake(10/25)
・イカ@M Lake(10/23)
・イカ@GP(10/22)
・マグロ釣り@キャニオン(10/19)
・サバ釣り@NH州(10/13)
・タラ釣り@メイン州(10/12)
・Bシーバス@ロッカウエイ沖(9/29)
・スナッパー@GP(9/28)
・ピクレル@ティンバーレイク(9/22)
・ヒラメ撃沈@GP(9/15)
・ヒラメ@GP(9/12)
・蟹釣り@キャプツリー州立公園(9/4)
・岸から鮃@GP(8/20)
・スキッフボート(8/10)
・おかっぱり@ポンクオギュー橋(7/28)
・マグロ釣り(7/27)
・岸からヒラメ@GP(6/15)
・岸からイカ@GP(6/13)
・シャーク釣り(6/6)
・船ヒラメ@Orient Point(5/1)
・ニジマス@NY(3/24)
・アイスフィッシング@ME(2/3)
・ブラックフィッシュ@NY(1/13)

★2012
・台風痕釣り場@LI(11/13)
・ベロコ@庵治・高松(11/3)
・秋イカ@GP(10/22)
・NHサバ@NH (10/7)
・グロースターイカ@MA (10/6)
・撃沈イカ@RI(6/1)
・初ヒラメ@Primetime3(5/1)
・春イカ@GP.NY(4/21)
・ニジマス@LI(3/11)
・スメルト@maine(2/20)
・寒サバ@BRKLN(1/18)

★2011
・秋イカ@GP(11/4)
・夏イカ@NP(7/23)
・ポーギー@New Suffork(7/7)
・かわはぎ@Brooklyn沖(7/3)
・ブルーフィッシュ(6/26)
・ヒラメ(5/24)
・NP春イカ(5/11)
・レイクトラウト(4/10)
・ブラウントラウト(4/10)
・トラウト釣り(4/3)
・アイスFISHING(1/31)

★2010
・アイスFISHING@ME(12/28)
・秋イカ@NP(11/15)
・ブラックフィッシュ(10/18)
・ジャンボポーギー(9/18)
・ジャンボフルーク(8/22)
・ウィークフィッシュ(8/14)
カテゴリ
全体
NY/日本釣り婆日記・魚料理
和食
洋食
中華
朝めし
チャイナタウン
アジア
旬・季節もの
ショップ
行ってきたゾ!
モノ
外ごはん
外ごはん
おみやげ
いただきもの
今日は何の日?
風景
食器
デザート
教室

家リノベ
ロードトリップ
ペテルブルグ/2015冬
ペテルブルグ/2014冬
ペテルブルグ/2013春
ペテルブルグ/13冬
日本
モスクワ/2013春
ペテルブルグ/2012夏
モスクワ/2012夏
ペテルブルグ/2011冬
モスクワ/2011冬
モスクワ/2011夏
ロシア趣
日本/2012秋
高松・旨いもん
テキサス/2010
以前の記事
2021年 01月
2019年 01月
2018年 12月
more...
お気に入りブログ
その他のジャンル
文学まっしぐら夫婦
文学まっしぐら夫婦_f0056476_13115338.jpg

旧知の夫婦が、焼酎持ってご飯を食べに来た。昔、彼等はペンと原稿用紙、私はカッターとスプレー糊との挌闘を毎夜毎夜していたので、今晩のようにゆっくりと酒を酌み交わす暇はなかった。彼等は現在も大学教授、作家として日々ワープロと挌闘し続けている。
文学まっしぐら夫婦_f0056476_14242557.jpg

私はというとカッターを包丁もしくは竿に持ち替えて魚と戯れているわけで、今晩の夕食も相変わらず魚をおろして、焼いて、蒸してもてなした。今日のお客さんメニューは、ひらめの昆布締めと叩き梅和え、ブロッコリラブのおひたし、オラータ切り身の漬け焼き、仔牛のタン塩、ひらめ茶漬け、そしてデザートにブラックベリー。全て近所の魚屋と八百屋、スーパーマーケットで手に入る食材だけで作った。わざわざうちまで来てもらったので、アストリアの食材の豊富さを味見してもらうためだ。
文学まっしぐら夫婦_f0056476_0295879.jpg

奥さんの岡田光世ちゃんはアメリカやニューヨークのことをテーマにした本を10冊以上も手掛けた作家でありジャーナリストでありエッセイストであり、おとぼけ度120%のおもろいおばちゃんである。根がお嬢で真面目なので、その実体験とのギャップが超おもろ現象を引き起こすのだ。今回もそりゃおもろかった。コーヒー1杯で2時間ぐらい笑わしてくれます。本人はぜんぜんウケ狙いがないだけになお可笑しい。しかし、さすがに作家だけあって、ほんの些細な出来事や話を実に興味深く「斬って」いくのである。けっして「膨らませる」「ひっぱる」のではないのよね、「斬る」わけよ。それがすごいわけだ。だからこういう人とお酒を呑むと大変面白いのである。
文学まっしぐら夫婦_f0056476_15214119.jpg

今回、それ以上に面白かったのが御主人の塩崎智ちゃんの話だった。智ちゃんは某大学外国語学部の教授であり、日米文化交流史の研究者なのである。学者さんってやつだな。生鮮食料品にゃ、ちとよそ様よりも強いグンジ家であるが、医者・弁護士・学者にゃトンと御縁のない家系なので、果たして久しぶりに会ってどんな話をすりゃあいいのかちょっと悩んだが、それがそれが、もう盛り上がってしまったしまった。

上の写真に列記した人物をあなたは何人知ってます? こりゃ、すごい人達なんだよな。この人達なくして今のこうやってニューヨークで長年居座って暮らしてるうちら夫婦なんて存在しないのではないか…という方々なわけだよ。ちなみに私が知っていたのは岡倉天心さんぐらいで、それも輪郭をなぞる程度しか知らない。このような人達を智教授は、アメリカに残る莫大な過去の資料文献をひも解いて、今日もせっせと図書館に缶詰めになりながら、アメリカと日本のはざまに埋もれた日本人の軌跡を辿り、その人生を今に蘇らせる。幕末・維新の大好きなうちの旦那なんて、もう智ちゃん直々に彼等の話をしてもらい、感動と酒飲み過ぎのあまり、目をウルウル潤ませながら聞き入っていたよ。智ちゃんの出した最近の本「アメリカ「知日派」の起源/ 明治の留学生交流譚」は、NY在住の人は必読であります。この留学生たちはどういう人物だったのか。その後かれらはどうなったのか。それは読んでのお楽しみってことで。
そんなこんなで4人で良く飲み良く食べ、熱く語った楽しい夜となったのでした。

     
by machikogunji | 2008-03-07 07:09 |
<< 木ヤム 巻き巻き豚腹肉ときくらげの甘酢餡かけ >>