芽キャベツを買う。日本語で別名ヒメカンラン(姫甘藍)と言うらしい。英語では、Brussels sprouts。bean sproutsになるとモヤシだからよろしく。仏語でシュー・ド・ブリュッセル(chou de Bruxelles)。あんらっステキ、シュークリームのシューなのね。ベルギーのブリュッセルでできた野菜なんだとさ。うちの近所でも冬になると売っているよくある野菜だ。女性は、「かわいい」と喜び食べるものだが、男性でこれが好きって人は少ないのかなぁ。今日、料理教室やりながら、どこの旦那もこの芽キャベツを喜ばないという話が出た。
ふーん、でも奥さん達は好きだってことで、料理教室では、押し寿司とお刺身の盛り合わせに、塩で茹でただけの芽キャベツをグレープトマトと一緒に盛り込んでみた。緑の色が他には代えられない鮮やかさで、甘くほろ苦い味がなんとも春って感じがしておいしかった。
うちの旦那もよその旦那と同じく芽キャベツを好まない。嫌がるとなおさら、サラリと食べさせたくなるもんで、さてどうやって食べていただこうかと思い夕飯に試してみたぞ。
メインはヴィール肉
(普通の牛肉よりさっぱりしているのでうちではよく使う)を使った照焼きハンバーグ。その横におとなしめにサラダを作った。このサラダに芽キャベツを忍ばせている。丸ごとだと「ほれ喰え、芽キャベツ」と言わんばかりなので、根っこを少し切って葉をちょこまかとはがし、バラバラにして、塩・こしょうで炒めちょっと醤油を落として香りをつけ、かいわれ大根とグレープトマトと一緒にざっくり混ぜて、レモン醤油ドレッシングで食べることに。まんまと「このサラダおいしいじゃん」ということになった。一手間かけて、旦那を騙した後のビールはうまかった。わはは。
これっ、ハンバーグの横につけるはずであったジャガイモ。弱い火でフライパンで蒸し焼きにしたもの。旦那さん、これだけ別皿で食べたいというので単品で。塩・こしょうだけなんだが、芋の味がホクホクと素直な味。アツアツはお酒のつまみにじゅうぶんなる。大きいジャガイモまる一個分食べてしまった。
ついでに、おまけ。お昼の残りもの。薄焼卵の海老巻きとシーバスの桜もち風蒸し物の餡かけ。私の酒のつまみ。