今日の木曜飲茶は、早く行き過ぎ、お店の人にあきれられた。暖房がまだ効いておらず、コートを着たまま料理ができるのを待つ。「アンタら、早過ぎやで…」。し、しかし、先客がいた。いつも私達の隣のテーブルに座る中国人夫婦だ。うちの親戚のおじさんによく似ているので忘れることはない。この夫婦、一言もしゃべらず、やはり寒いのでコートを着たまま、各自黙々と新聞を読んでいる。その新聞の裏側を店の従業員が一緒に読んでいる。みんなで新聞を読み捲るひととき。
さて、今日は、ちゃーんとメモ用紙とペン持参で来た。朝一なので、カートで料理を運ぶおばちゃんも暇なので、ここは一つお願いしてみた。「オーダーしたものを漢字で書いて中国読みを教えてほしい」と。せめて自分が食しているものぐらい、中国語がしゃべれるしゃべれないにかかわらず、知っておきたいと常々から思っていた。おばちゃん、快くOKしてくれた。とりあえず、今日はいつもうちらが必ず頼むものの名称と言い方をきっちりと教えてもらうことに。
読み方は日本語と中国語でかなり違うが、こうやって、書いてもらうとそのものズバリの漢字で、大したことはないと思われるかもしれないが、あの何十種類もある飲茶の品をちゃーんと中国語で指定できるようになるってのは、私にとってはこの上なくうれしいことなのだ。次回はぜひ、大きな声でこれらの料理を注文したいもんだ。
帰りがけに、お正月のメニューをくれた。「新春快楽和菜」。
錦繍前程、金玉満堂、海龍皇賀歳、黄金百斗、雙龍迎新春、年年有餘、龍馬精神、鴻運年年………。こりゃお手上げ。喰ってみるしかあるまい。