イカちゃん丸ごと、フライパンでジャーッとタレ付けて焼きました。夜店のノリですな。キャベツがないんで、白菜の千切り敷いて。刺身で食べられるイカだったので、焼いても旨いね。外野の猫たちがヒャーヒャー泣いて欲しがってました。「ダメッ。これはとうちゃんの餌なんだから」と言っても、その場を動こうとしません。もう。
今日の晩ごはんの主役は、悩みに悩んだ苦肉の策であります。冷凍にしておいたロールキャベツ(ある店のお惣菜でできたてはめちゃくちゃおいしい。しかも1個でかいのが1ドルとくる)を昨晩解凍してたんですが、そのまま暖め直して食べるのもなんだから、といってしっかり煮込まれたこのトマトソース味のロールキャベツをどのように方向性を変えて料理したらいいものかと、けっこう迷った挙げ句、時間切れとなり、「よし。これでいこう」とお餅と白菜だけを今日は買って、あとはまたして残りもので見繕いました。
何を作ったかというと、このロールキャベツを一口で食べられるほどの大きさにまず切断し、キャベツがトロトロ過ぎたので、白菜を茹で、それでもう一度グルリと巻き直し、「ロールキャベツの白菜ロール」とややこしいものを作りました。肉を包んだキャベツさん、まさかこの場におよんで白菜さんに自分が巻かれてしまうとは夢にも思っていなかったでしょう。グンジ家では、けっこうこういうありえないことが起こります。
そして、次に作ったのが、和風カレー汁です。蕎麦屋の「カレーうどんのおつゆ」を作ったわけです。カツオだし、煮干しだし、そこに醤油をちょっと入れ、まず普通のおつゆを作り、固形SBゴールデンカレーを入れてトロみを出して、「カレー汁」のできあがり。そこに先程の「ロールキャベツの白菜ロール」と買ってきた「お餅」を入れ、グツグツと煮るんです。さすがのトマトソース味も、カレー味に巻き込まれ、脇役となってます。苦肉料理「力餅ロールキャベツの白菜巻」のでっきあがりーっ。
土鍋ごと食卓に出し、欲しい分だけ自分で取って食べます。和風だしがばっちり効いて、白菜の中のキャベツの中のやわらか肉がいい感じにカレー味に馴染んだなぁ。
お餅ものびるのびる。今日の料理はインドの味と日本の味、そしてポーランドのロールキャベツが合体して「インディアン・ポリジャパ」だったわね。