北海道に里帰りしていた知り合いから、今年も恒例のちょっと早いコレステロール、いや、お歳暮をいただきました。ひゃーっ、うひょーっ、イクラのしょうゆ漬けです。宝石のごとく光ってます。冷凍して年末年始まで取っておきません。こんないいイクラ、みんなでどんどん食べてしまいましょう。すでに連日予約が入ってます。さっそくお昼、遊びに来たおたまちゃんとランチにイクラてんこ盛りの「丼」第1弾。ドドーンと丼です。
おいしく食べるには、炊きたてのご飯に限ります。まずホカホカ飯の表面にわさび醤油をうすくかけます。そしてご飯にすりごまをこれでもかという程スリスリします。お次は、パリパリのもみ海苔で贅沢に表面を覆います。ここまでは、海苔弁と同じです。そして、ここからがイクラの出番。レンゲでお1人様入れ放題です。入れ放題を聞いて、たまちゃん、ご飯の量を丼半分から大盛りにチェンジ。食べる気満々です。「こんなに食べられないかもしれない」と大ウソをこいてます。あなたなら食べられるよ、心配しなくても。彼女、イクラをドバッと丼に入れながら何やら独りごと言ってます。「これが人生にとってのイクラ食べ放題、最初で最後かもしれない、最初で最後かもしれない」とブツブツつぶやいてます。「本当に好きなだけ入れていいんですか」と私に念を押します。ガタガタ言わずに好きなだけ入れりゃぁいいじゃんねー。ハイ、大盛り入れました。おっ、お嬢さん、遠慮して聞いたわりには、随分威勢よく入れやしたねぇ。わははっ。
ドッカーン。いくら丼のできあがりー。2人で食べるの、早い、早い。私が一口食べて「たまちゃーん、おいしいね」と言って彼女の丼ぶり覗き込むと、すでに半分なくなっています。早い、早い。お互い、結局3分で食べきりました。たまちゃん、「うまっ」しか言いません。もっとなんかしゃれた言い回しないものでしょうか。食べた後も九官鳥のように「うまっ」「うまっ」「うまっ」の同じ言葉の繰り返し。いやぁ、イクラもおいしかったけど、たまちゃんの喰いっぷりと反応が最高のごちそうでした。イクラ丼はいつもはさわやかでおだやかなお嬢さんを獣にします。食べ過ぎにはご注意。