明日は旦那さんの休みの日。「3度のメシ」を作るのが面倒なので、ほれっ、あさってサンクスギビングでしょ。その日は宴会が入っているので、その用意に走らなきゃいけないので私は忙しいわけよ。そこで、セルフサービスで好きな時、好きな種をつまめる「串おでん」を仕込みました。今日のはいつもの「紀文のおでんセット」じゃないのよ。今日マーケットでこのセットの大判を見たら約11ドル。なので、11ドル目指してバラ売りの練り物を購入、付け足しは、ちくわぶ(絶対的)、大根、卵、昆布。冷蔵庫にじゃがいもが1個あったので、それも足し、後は今回の主役格の「いいだこ」。1本づつ串に刺し、見ててうれし楽しのおでんにしてみた。案の定、旦那喜ぶ。昨日は「まぐろ屋」、今日は「おでん屋」の気分になってきたので、も一つムードを出すために、大鍋の中のおでんの種をちょっと詰めて、隙間にアルミのチロリ(居酒屋によくあるお酒の容器)を入れて「熱燗」作ってみました。おぉ、屋台のムードが出る出る! 小細工大好き。今日はまだそんなに味が滲みてないので、練り物中心に旦那さん、自分でお皿持ってコンロのところで串取ってました。
本日の夕飯の時の夫婦の話題は「ちび太のおでん」。昔、漫画で赤塚不二夫の「おそ松君」ってーのがあって(タイトルの「シェー」ってのは、この漫画に出て来るイヤミさんのギャグ言葉ざんす。)大好きで見ていたんだけど、その中の登場人物にちび太君てのがいて、いつもおでんを持って走りまくってたのをご存知? あのちび太のおでんはなんだったんだろうって話に。
旦那は、子供の頃、屋台のおでん屋にこの「ちび太のおでんをくださいな」と買いに行ってたらしい。その時のおでん屋のおやじが作ってくれた「ちび太のおでん」は一番上の三角が「はんぺん」、2番目の丸いのが「フィッシュボール」、3番目の四角は「ちくわぶ」だったらしい。当時(昭和30年代の後半〜40年代初期)の東京の下町商店街のガキ達の主流の買い食いおやつは「もんじゃ」で10円だったそうだ。それに比べて「チビ太のおでん」は1串倍の20円もしたらしい。かなり高級だ。それに甘味噌を付けて食べたからにゃぁ、もう至福の幸せを実感しながら喰ってたってさ。なので、うちの旦那にとっての「ちび太のおでん」は、はんぺん、ボール、ちくわぶと信じ込んでます。思い出すと涙が出るほど美味しかったんだって。
ちなみに本当の「ちび太のおでん」は、こんにゃく、がんも、なると巻だったという説がいろんなサイトを調べて判明したんだけど、旦那には内緒にしとこう。思い出壊したくないもんねぇ。