どうよ、どうよ。10月のお魚教室、第1発目は、熱血陶芸アーチスト主婦・ひーちゃんこと豚足ママと、デザイナー「フルタイム就職希望中」のともちゃんご来店。この前からのシソ到来で、異常なほどシソに囲まれたうちのそれらの葉っぱに触発されたひーちゃん、茄子に差し込んで立体的に飾り付けた「紫蘇の森」で花咲くシーバスの刺身の盛り込みです。後ろに見えるは、クルリとつま先をカールしたイカゲソちゃんが、ミディアムレアで茹でられて逆さ吊りで大股を開けてます。いいですねぇ。
豆腐とシーバスの八丁味噌焼きです。私の計算違いですいぶん高さのある作品になってしまい、魚焼き器で焼くのに苦労しました。「まちこちゃん、豆腐がタッパが高過ぎるよ。」と叱られました。そうですよね、あと半分の高さに豆腐を切っとけばよかったよ。食べる時総崩れになってしまったので、改良の余地ありですが、写真写りは何でかよかったのだ。でもバックのイカの逆さ吊りが気になりますよね。主張の強いイカゲソだわ。手前は青いちじくの八丁味噌焼きです。いちじく焼くと甘くなっておいしいです。先月、鮃とマスカットのぬたが受けたので、またこういう果物を使ったのやってみました。
ともちゃんの方はどうでしょう。横で自分の世界に入り、紫蘇をならべまくる人がいたので、さぞややりにくかったかと思われます。前回よりもリラックスした感じの華やかさのある盛りつけですよね。あれっ、横でまだ紫蘇を茄子に刺しまくっている主婦が1名います。早くしろーぃ。刺身があったまるぞーぃ。鯛飯が冷めるぞーぃ。あぁ、ぜんぜん耳に入ってません。では、無視して次の料理にいきましょう。
シーバスのアラで作った「あら煮」です。霜降りにしてウロコを丹念に取る作業は大変ですが、ともちゃん食べたい一心で必死でウロコ取ってました。ターニップとごぼうも煮てます。見た目はこんな感じですが、日本人には堪らない味ざんす。骨ぺっぺと出しながら上手に食べる姿は美しいぞ。山椒効かせて食べます。
ほーれ、鯛飯、うまくできたぞ。お米2合を「始めチョロチョロ中パッパ」と逆にしちまいましたが、うまーくできてしまいました。魚を盛りつける時、頭が向かって左にするというやり方は、アメリカでも通じるんだろうか、左利き多いんですがね。そういう問題じゃぁないのかなぁ。「右に頭がきたら縁起が悪いの?」という問いに何にも答えられない先生。なんか、これって縁起物なんすか、誰か教えてください。とりあえず何かバチが当たると怖いので、左頭にしときましたが。けっこう簡単に2合食べてしまいました、大食い主婦達。こらっ、動けなくなるまで食べるなよ。まぁ、恒例となりつつありますが。
デザートは、ミニチュアペアーのワイン煮です。それにパラパラと金色シュガーをちりばめて、なんかクリスマスっぽくなっちまっただ。和食の後の果物のデザートは落ち着きますね。それとお抹茶ということで、今回終了。
その後、3人で「10月の献立ミーティング」をしようと思ったんですが、話がぜんぜん脱線し、お開きとなりました。とりあえず、この路線で10月の料理教室進行です。