誕生日にひろこちゃんが「いつもまっちゃんは食パン焼いてくれと言うので、これからは自分で焼くように、今年の誕生日は奮発してブレッドマシーンをあげるからね。」とのことで、立派なパナソニックのパン焼き器がうちにやってきた。
まず、最初に作ったのが「餅」。なんでや。
このパン焼き器には餅作り機能は付いてないが、「成せばなる、海外生活何でも応用」精神を発揮して、やってみたのよね。餅っぽくなったけど、餅じゃない代物ができてしまったわ。研究の余地ありなんだけど、もう少し寒くなって鍋物が夕飯に多く登場する季節までに「おいしい餅」ができりゃいいやということで、この餅作りはとりあえずペンディング。
しかし、パンとか洋風お菓子作りにぜんぜん縁のない(人に作ってもらって食べるのは好き)私にパンが焼けるのか、異常に不安で、この際、「パンは焼きたいけどパン焼き器に恵まれない貧乏若手女性」に開放することにしたのよね。そうしたら、案の定、2名(おたまとまさこ姫)が立候補してきたので、まず彼女達に作ってもらった。それを横で見ながら「なるほど、なるほど」とうなずく私。「まっちゃん、これ、材料を計って入れるだけだよ」っていうんだけど、いろいろ計ったり、ブレッドフラワーだのイーストだのを買うのも面倒だし、第一イースト菌なんて、生まれてこのかた買ったことも見たこともないっていうおばさんなわけですよ。まぁ、数回、彼女たちが作ってくれて、やっと私もその気になり、ベーシックな食パンをきちんと焼けるようになった。
うまく焼けるとおもしろいわけよ。しかも、ひろこちゃんがマシーンと一緒にくれた「生クリームパン」の味がもう最高で、最近やっとチョクチョク作ってるんですよ。
これで、日系の店でパン買わなくてもいいことになりました。チャイナタウンのパンも買わないぞ。自分で焼くぞ。