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ニューヨーク/ロシア/日本、まだ落ち着かないでうろちょろ。
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元旦・アラーキーとグェンさんを観に。
平成30年がやって来た。
1日1日、おせちをいただき、旦那からお年玉をいただいた後、
マリコと電車に乗って丸亀へ。
今年も猪熊玄一郎美術館参り。
ここは1日開館してます。素晴らしい。
アラーキーの写真展やってます。
これはかなり大きなエキシビジョン。
展示された写真の一枚一枚の向こう側に
荒木さんが写真を撮っている様子が
頭に浮かんだ。
止まった画像の奥で荒木さんが動いているのだ。
私はたぶん、
荒木さんの写真よりも、
写真を撮る荒木さんが好きなんだと思った。
作品から感じた彼にとっての「死感」は、
私とは違う気がしたので、
作品自体に共感はなかった。
彼の追求する姿勢には感銘した。
若い頃に、彼の写真を見て、
心が揺さぶり、都会のエネルギーをたくさんもらった。
でも、いまは私自身の方向が違うんだろうな。
荒木さんの「修羅的」パワーが
いまの私には重過ぎた。
グェンさんこと猪熊玄一郎の
(勝手に私が親しみを込めてグェンさんと呼んでるだけですが)
作品を見ていると、優しい気持ちになれる。
何度もここの美術館に足を運んでいるが、
いつもホッとした気持ちで帰ることができる。
もちろん、苦悩をいくつも乗り越えてきた人であることは、
今までシリーズで展示されていた各時代の作品を観て
わかってきた。
マチスやピカソを追求し、苦悩し、
その向こうに自分のスタイルを見いだせた人なのも
わかってきた。
でも最終的には「穏やか」なのだ。
いつも作品の横に、
グェンさんが新聞に掲載したコラムの文章が貼られている。
その文章がこれまたいいのだ。
同じアメリカに長年いて、この人までに
モノや人や動物を見つめられなかったのは、
やっぱりアーティストと凡人の差なんだろうなといつも思う。
さて、まりこはどう感じただろう。
美術館の中では、お互い別行動で観賞している。
お互い邪魔なしで観賞するのは、いいことだ。
美術館を出た後、丸亀城へ2人で散歩。
石垣の素晴らしさを観賞。
お城の裏を降りて、お堀沿いを椿の道に。
歩きながら、さっきの美術館のことを
2人で話しながら。
とてもいい時間。
まりことじゃなきゃ過ごせない時間。
寒かったけどね。
by
machikogunji
|
2018-01-19 07:19
|
行ってきたゾ!
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