前から食べてみたかったんだよね「ガメラの手」……いや、「亀の手」。
見つけたよ〜ん、スーパー木村で。最後の1パックだったわね。すかさずお買い上げ500円。
この食べ物を初めて知ったのは、数年前のいやもう10年ぐらい経つかなぁ、ニューヨークタイムズのフードセクションで、写真付きで出てたんです。そん時の名前は「バーナクル(barnacle)」。ベタに訳すと「フジツボ」ね。確かに「亀の手」はフジツボの一種で、生き物なのね。貝類にはあてはまらず、これって甲殻類だってことだ。えっ、甲殻類ってカニとかエビとか、そう、その仲間になってる。こんのゲテモノに大きく反応を示すのはスペイン。ガリシア地方では「Percebes(ぺルセべス)」って呼ばれて高級食材として扱われているそうな。……四国・高松では、けっこうみんな知っているし……500円って………安い。もっと安い方法は、防波堤とかに採りに行くきゃいいのよね、でもいま寒いし。
まっ、説明はそんな感じで。
形………キモい、エグい、怖いの3拍子。
茹でる前はみどりっぽい色なんだけど、塩水で5分ぐらい茹でると、赤っぽくなった。でもガメラの手はガメラの手だな。これってニューヨークでやってた釣り「ブラックフィッシュ」の餌にいいだろうなぁ。
で、茹で方ですが、塩水で水から5分ぐらいアク取りながら。ザルにあげてできあがり。簡単。
食べ方は、爪の部分を持って、は虫類みたいな皮を剥くと、中から筋肉の部分がピコッと出てくるんで、それを食べるんです。
それがね……………んま〜〜〜〜〜〜い〜〜〜〜、マイウ〜〜〜!!!!!
なんとも濃厚な味がする。甘味があってとってもフンワリしてるなぁ。こいつぁ、旨いぞ。クセになる味だ。
見つけたらまた買いたいな。