帰国して三日目にして、早速、海釣り行ってきた。ニューヨークのノリで着込んで行ったら、めちゃくちゃ暑かったぞ。いやぁ、気候が全く違います。この時期にこんなんだったら、間違えなく真冬でも釣り行けるなぁ。厳寒の釣りは、身に浸みて体験してたので、この温暖な気候になんか気持ちがほっとしたってのが第一印象でした。
4人で庵治港出発。したかと思ったら、ある漁船の横に船を付けて、まず餌の「活きた小エビ」をたっぷりと仕入れて、ちょっと沖の稲毛島(いなぎしま)辺りで、鯛釣りやろうってことに。この庵治漁港近辺は、「世界の中心で愛をさけぶ」って映画ご存知かしらん、その映画のロケ地でして、その中に登場した「夢島」ってのが、この白い灯台のある無人島「稲毛島」なんですね。
向こうに見えるは、大島、豊島、小豆島、兜島とか……、さすが瀬戸内海、島だらけ。風景だけ見てても飽きない。大西洋とかのオフショアで何にもない海だけのところでの釣りとは全然ちがうね。
まぁ、こういう処だから、浅いんだろうと思ってた私が浅はかであった。水深30メートルってことは、おっとっと100フィートぐらい、深いのねずいぶん。そしてみんな細い柔らかい竿、細い糸、小さな針。………繊細だなの釣り………実に日本的であるのだ。アメリカの大ざっぱな釣りで慣れ親しんだ自分、これからいろいろ勉強することありっすな。
今日は大潮で、潮回りも良くないという悪条件だったんですが、船長をしてくれたおっちゃんは地元育ちで、くまなくこの辺の海を知ってるからこそ、そこそこ釣れたわけで、ありがたかった。
小振りですが「鯛」っす。どんな感じのところに鯛がいるか、潮の感じはどうか、釣り方等……1日かけていろいろ教えてもらった。めちゃくちゃ面白く、そしてためになった。潮がいい時に再び挑戦させてくれるという約束までさせてもらったぞ。
今日の釣果はこんなもん。小鯛、ベロコ、メバル。桜色の鯛、美しかった。
うち帰って、母と晩ごはん。2人で料理して、今日はまずベロコと鯛1匹を焼いて、あとは酢漬けにして「小鯛の押し寿司」を明日作る予定。
あっ、海の上で食べたお昼ごはんのコンビニ弁当も旨かったっす。