いつも私の通っている近所のマーケット「トレードフェア」がニューヨークタイムズの日曜版・City面に掲載され「ついにトレードフェアの時代がやってきた!」ってうれしくなって涙ぐみました。そんなニューヨークで今一番ホットな「人種のるつぼの台所」的スーパーでぜひお買い物がしたいと友人のひろこちゃんがやって来た。ひろこちゃんの料理の知識は相当なものなんで、私の見落としていた知られざる未知の食品をポンポン見つけ出しては教えてくれたよ。ありがとう。
そして、お昼。ブルックリンからもう1人の親友であり寿司屋のヒデヨちゃんも合流、私の目利きでシーバスを2匹を丸ごと買い、すしネタ用におろし、ヒデヨちゃんが寿司をにぎり、ひろこちゃんのデザートで締めくくるという「その道に精通したおばちゃん」3人のコラボレーション・ランチとあいなりました。主婦がランチで寿司屋に行ってにぎり寿司を食べるってことはあるかもしれないけど、家庭で魚おろして、寿司にぎって、ワンカップ大関を立ち飲みしながら寿司をつまむってのはあまり聞かない話だよな。そうです、私達3人組は「おっさんおばちゃん」なのであります!
「しっかし、ヒデヨちゃん、寿司にぎるのうまくなったよな」と言ったら、「まっちゃん、あたし一応これでお金貰ってたんだからん。プロにむかって『上手になったね』はないだろよ」と叱られました。そうよね。お寿司の横に盛り付けているのは、朝一番でひろこちゃんが青空マーケットで買ってきてくれたアルグラの花です。わさび醤油で食べるとオツな味でした。じゅうぶん和風に馴染みますね、この味。
デザートのひろこちゃんの「白鳥のシュークリーム」がこれまたすごいでしょ。
「もう、これは家庭の主婦を通り越したプロ並のデザートだわ」と言ったら、「まっちゃん、あたし一応これでお金貰てたんやから。プロ並はないやろ」と叱られました。そうよね。こんなすごいランチ大会、月に1度は催したいね。