昨日の怒濤の鱈釣りから一夜明けたら、天気落ち着いてましたねぇ。で、行きますよ今日もってことで、朝6時過ぎにオンボロだけど、熱いお湯のシャワーだけはばっちり出たモーテルを後に、マックで珈琲を買って、イーストマンズドックへ。車で15分ぐらいで到着。
波は少し昨日のシケが残ってる感じでしたが、昨日の釣りを乗り越えたなら、何でも天国状態だよん。(鱈釣りについては、後日じっくりしっかりとご報告したい。なんせ感動的な船でしたから。私のタラへの情熱を完全に挑発してくれた。おかげで絶対もう一度、一度と言わず乗ってみたいと思わせたマニアックな釣り船バニークラーク。そう簡単には語れないで後日ってことで)
馬岡師匠とそのおこちゃまの勇人君とワカちゃんと合流。きゃー、おこちゃまとは冬のアイスフィッシング以来のご対面。おぉ、2人ともでかくなってるぞ。キャプテンと船出る前のひととき。
港を出て、20分ぽっきりのポイント。ぎゃ〜〜、ちか〜〜、ここでいいの?ここで釣れるの?って鯖は群れを魚探でキャッチしたらどこでもいいわけよね。こんな近くに群れがグルグル回ってるのね。
じゃぁ、釣りスタートします。げっ、落としてすぐあたり。しかも、でかい!去年の倍の大きさ。えっ、えっ。ワカちゃん、ポンポン釣れるんだけど、重過ぎて揚げられない。
馬岡師匠、自分がやりたいのに、娘と息子がどんどん釣るもんだから、そのヘルプのため釣りができません。ご機嫌な娘さんと、ちょっと複雑な表情で魚を針から外す親方。
昨日の初の鱈釣りで、大しけの海で衝撃的デビューを果たし、大海の自然の厳しさに打ちのめされた、今回連れてったR平ちゃんのお顔にも笑顔が戻る。
あらっ、君、一日でずいぶんとやつれたわね。ギャハハ。
お昼までで、クーラーバック2個満杯。師匠んところも3個満杯。しかも半分が、片手でにぎりきれないサイズでした。丸々と太った脂の乗ったもの。こりゃほんまに上等な鯖です。あー、日本の関サバとかが一番美味しいと思ってる人、まちがいです。こちらの北国の鯖もなんのなんの負けてませんよぜんぜん。
私はここでテンションを上げてしまうと、この後のニューヨークまでの帰り道の運転がきついので、押さえて、昨日の敵のごとく喜々と鯖を釣るR平の後ろで、彼の釣った鯖を受け取り、首の骨を折って血抜きし、大きいのは「ビジネスクラス」のクーラーボックスへ、それ以下は「エコノミークラス」のクーラーボックスに入れ、水を変えたり氷を継ぎ足すという、誠に地味なメイトをやらせていただいたわ。そうしないと、良い状態でニューヨークにこの鯖達を持って帰ることはできないですからね。めちゃくちゃ上等な鯖だったんですよ今回のは。ニューヨーク近海では、もうここ数年、いやもう10年ぐらい、こういう鯖にはお目にかかることはできなくなってしまいました。鯖、やっぱり日本人である限り好きです、旨いです。でも、釣り自体は鱈が100倍面白いですけどね……。
ってなことで、船代35ドル、充分もとがとれ、何よりも、おだやかで、楽しい今年の秋の鯖釣りでした。鯖船はこの日で今年は終了です。興味のある方、ちょっと遠いですが、ぜひ来年は来るといいと思います。6月から10月に出てます。